ダーティペア(劇場版)

1987年
時間 82分
監督 真下耕一

2141年、人類が宇宙に広く進出した未来。ケイとユリは銀河のあらゆるトラブルに対処する世界福祉事業協会(WWWA)のトラブルコンサルタント。今回2人に下った指令はワープに用いられる特殊レアメタル・ヴィゾリウムを巡る問題解決。ヴィゾリウム試掘プラントを襲った謎のモンスターの正体を突き止めるべく動き出すケイとユリだが、その裏にはヴィゾリウムを別の目的で使おうとした人物がいた!?

テレビ放送で人気が出たダーティペアがついに映画にも進出! 「ノーランディアの謎」の後で作られた作品ですが、キャラデザインはテレビ版タイプに戻っています。大人っぽいダーティペアもいいけど、元気でかわいいダーティペアも大好きだよ! アクションも顔崩しも遠慮なく存分にパワフルに見せてくれています。

劇場版だからか、初めて見る人にも分かるように?冒頭でヴィゾリウムの説明と引っかける形で簡単な時代背景の説明があります。恒星間航行が当たり前になった未来が舞台のスペースオペラ。ケイとユリの正式コードネームは「ラブリーエンジェル(ラブリーエンゼル)」ですが、行く先々で問題解決に伴う破壊を起こしてしまうので、「ダーティペア」が俗称になってしまっています。導入部分のお仕事でもさっそく盛大に壊してましたですね。この時取り逃がしたコソ泥のカーチスが本編で意外な活躍を…?

今作の舞台はヴィゾリウムの宝庫である惑星アガーナ。ここではエディアとウルグスの2つの国がヴィゾリウムを採掘してます。エディアはヴィゾリウムを含む原鉱石をそのまま輸出してますが、ウルグスは原鉱石をヴィゾリウムに精錬してから輸出する方針。だからウルグスには精錬プラントがあるのですが、それが謎のモンスターに襲われて破壊される。しかもモンスターが襲うのはウルグスのプラントだけで、エディアには被害はない。ウルグスはエディアの仕業ではと疑い、エディアは違うと言う。ここでダーティペアの登場、モンスターは誰の仕業なのか突き止めるのが今回のミッションなわけですが…。

今作ではどちらかと言うと謎解きよりはアクションが主体。謎にしてもそんな深いものではないし、もうただ単純にケイとユリの動き回るアクションを堪能すればOK?という趣き。モンスターは次から次へといっぱい出てくるからお相手するだけでも大変よー。肉弾戦全開。終盤の盛り上がりアクションなんて台詞ほとんどなし、もう動きと表情だけで全てを語る!て感じですしね。

<ネタバレ>

モンスターを作り出していたのはワッツマン教授だった。彼はエディアともウルグスとも関係なく独自に研究をしていたようです。ワッツマンによるとヴィゾリウムの原鉱石は古代生物サディンガの化石らしい。彼はサディンガを化石から蘇らせようとしており、独自の理論でサディンガの進化系が人類の後継者となる超人類になると考えていた。ちょっと何言ってるのか分かりませんね、つまり凡人には理解できないマッドサイエンティストてことで。ワッツマンが言うには、サディンガがこのままヴィゾリウムとして消費されていくのは我慢ならないらしい。

しかし化石を蘇らすところまでは出来ても、ワッツマンが望む超人類にはなってくれないのですよ。モンスター(それがサディンガの本来の姿なのだろう)になるばっかりで。そこへカーチスから情報を得たダーティペアたちが乗り込んでくる。しかしワッツマン、ケイたちをサディンガの進化系だと勘違いして勝手に感動する。さすがマッドサイエンティスト、凡人には理解できない発想をするわ…(笑。

けどダーティペアが大人しく捕まってるわけない、カーチスの強力もあって反撃に出ます。カーチスがワッツマンを追っていた理由が馬鹿馬鹿しくて良い。1本のワインのために命をかける男…。チラッとかすむ恋心、でも仕事はちゃんとやるのがダーティペア。ラストの収まり具合がよい。

が。確かにお仕事はちゃんとやったし、ワッツマンと部下のブルーノも捕まえたし、カーチスとの関係もきちっと落として大団円。…なんだけど、やっぱり最後はああなるのね、惑星アガーナ…。ダーティペアの行くところ破壊と以下略(汗。ダーティペアの名にまた1つ箔が付いちゃったかなー。

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