シュガー・ラッシュ | シュガー・ラッシュ:オンライン

  シュガー・ラッシュ シュガー・ラッシュ:オンライン
12~18年 2012年 2018年
時間 101分 112分
監督 リッチ・ムーア

ディズニーアニメ。1作目は映画館で見ましたが、2作目は都合がつかず映画館へ行けなくて、レンタルを待ってやっと「オンライン」を見られたので2作品まとめて感想を。

シュガー・ラッシュ

ゲームセンターのゲームのキャラクター、ラルフは悪役で嫌われ者。30年間ゲームの中で自分の役割を演じ続けてきたけど、悪役だってヒーローになりたい。自分のゲームを飛び出したラルフはお菓子の国のレースゲーム「シュガー・ラッシュ」に迷い込み、レーサーになりたい女の子ヴァネロペと出会う。しかしラルフと一緒に他のゲームのモンスターまでお菓子の国に入り込んでしまった。ゲーム世界に迫る危機にラルフとヴァネロペは…!?

地方は映画館事情がよろしくなくて、3Dは遠方の映画館でしかやっておらず、えっちらおっちら出かけて行って見た記憶が…。でもその甲斐はあって、とても面白かったです。ヴァネロペは元気があってかわいいし、ラルフも面白い。ここはゲームの内側の世界。夜になってゲームセンターが閉店すると、ゲームキャラたちはお仕事を終えてオフタイムを楽しみ出す。電源タップをターミナル駅に見立てて、ケーブルからターミナルを通じてゲーム内を行き交い、キャラたちは他のゲームキャラと交流したりもします。ただし、朝が来てゲームセンターが開店するまでには自分のゲームに戻っていないといけません。それを破ると…?

ラルフのゲームは30年前からある古いドットゲーム。が、ゲームセンターの中にはリアルな新しいゲームもあり、ドットキャラが新しいゲームキャラの解像度の高さに感動するところは面白い。ラルフが最初に入り込んだSFシューティングゲームの女性リーダーキャラ、カルホーンがかっこいいです。ラルフを探しに来たフェリックス(ラルフのゲームのヒーロー役で何でも修繕する力を持っている)と一緒に、シューティングゲームから逃げ出したモンスターを追って「シュガー・ラッシュ」にやって来て活躍してくれます。フェリックスもいいやつ。

<ネタバレ>
ラルフは孤独だったヴァネロペの友だちになり、彼女のために動くことで本物のヒーローになる。そこがラルフと自分のことしか考えなかったターボの違い。そして(最初は理解できなかった)悪役の1人が言っていたことの意味を理解できるようになる。視野が広がれば同じ事をしていてもこれまでは見えなかったものが見えるようになり、世界は大きく変わる。

サイ・バグやヴァネロペの隠れ家など数々の伏線もきれいに回収、よく作り込まれた物語。それをゲーム世界という着想と魅力的なキャラたち&舞台設定で包んで娯楽の王道を楽しませてくれた。ラルフたちの世界に遊びに行きたくなっちゃいます。

シュガー・ラッシュ:オンライン

ゲーム機「シュガー・ラッシュ」のハンドルが壊れてしまい、ヴァネロペたちは存続の危機に陥る。ラルフとヴァネロペはハンドルを入手するために新しく接続されたインターネットの世界に入る。そこは広大な大都会だった。動画でハンドル代を稼ごうと奮戦するラルフだが、ヴァネロペはオンラインゲームのレースに惹かれていく。ラルフはヴァネロペの気持ちを取り戻そうとするが、そこには思わぬ落とし穴が待っていた…。

シュガー・ラッシュの続編。今作ではインターネットが舞台になります。ラルフたちの世界はゲームセンターの中だけだったけど、そのゲームセンターがついにネットと接続するのですね。ネットでなら壊れたハンドルが買える!てことで、ネット世界へ乗り込むラルフたちですが、ゲームセンターが田舎の町なら、インターネットはさながら大都会。Amazonもあるし、オークションもあるから何でも買えるよ! ただし、お金が必要ですが…。

ネットをよく使う人間には「インターネットあるある」も随所に散りばめてあって面白い。「あ」と言うだけで検索候補を挙げまくる「ちょっと待て!」感とか、ポップアップ広告の邪魔さとか、○○で稼ごう系の怪しさとか、噂の廃墟に落ちてるGeoCitiesも見られて満足(笑。ディズニーキャラも使い放題で(ディズニーが権利を持ってるキャラも入ってるのでアベン…とかまで)、知ってるキャラが出てくる度に「おおぉ!」と楽しめます。しかし、そんな小ネタを楽しんでいるうちにラルフとヴァネロペの間に最大の危機が…!

ちなみに今回も私の密かなお気に入りたちはフェリックスとカルホーンです。あなたたち、最高よー。

<ネタバレ>
今作のテーマは「友情のあり方」ですね。前作で親友になった2人だけど、ラルフが今の生活に満足しているのに対しヴァネロペはもっと新しい何かを欲していた。ヴァネロペの探し求めているものはラルフが作ったコースくらいでは収まりきれなかった。それはゲームセンターの外のインターネットの世界にあった。なかなか言い出せないヴァネロペと気付いてしまうラルフ。それであの大騒ぎになるのですが(合体巨大コピーラルフは真剣に気持ち悪かったわ^^;)、それぞれがやりたいことを見つけて別々に暮らすことになったとしても、友だちでなくなるわけではない。一緒にいるだけが友だちではない。それが分かるのが本当の友だち。

でもこれ、言いたいことは分かるけど、続編にしては思い切った展開を持ってきたなと思いました。まさかヴァネロペが戻らないとは思わなかったわ…。現実世界でならこういう形で友情のあり方を問うのは有りでしょうが、ラルフたちはゲームのキャラですよね。前作でキャラがゲームを抜けることの意味を問うたのと矛盾してない? 前作(自分のゲームから出てはいけない)を否定するなら、それを納得させられるだけの理由が必要。それがないとせっかくの今作のテーマも説得力を持たない。インターネット描写が面白かっただけに残念です。

だからよけいに安定のフェリックスたちにホッとするのかもしれない…。彼らが幸せで嬉しい。ぜひ子育ての秘訣を聞かせていただきたいです(笑。

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Author:TAEKO
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