アンチャーテッド

アンチャーテッド ブルーレイ&DVDセット

2022年
時間 116分
監督 ルーベン・フライシャー

ネイトは10歳の時に兄と生き別れになったが、15年後に兄の消息を知るらしい男サムと出会う。兄がマゼランの宝を探し続けていたと知ったネイトはサムと組んで兄の宝探しの続きをすることになる。マゼランの日記と兄からの絵葉書を手がかりに財宝の在処を探るが、モンカーダ家の末裔がライバルとなり立ちはだかる。モンカーダの雇う女傭兵、サムの知り合いらしい謎の女も絡んで財宝を巡る争奪戦が繰り広げられる。

ゲームが元と言うことでタイトルは知っていたので、スカパーで流していたのを機に見てみました。ゲームはやったことがないので分かりませんが、お宝探しのアドベンチャー映画ならインディ・ジョーンズやその亜流が山ほどあるので、どこで差別化やオリジナリティを出せるかがポイントになると思います。

ポイントの1つが主役がスパイダーマンのトム・ホランドと言うところかな。何しろ、若い! 主人公の作中設定も25歳なので、スピーディに軽々とアクションをこなす身の動きが爽快で気持ちいい。若い男の子がアクションするのはそれだけでも目の保養になるわぁ(笑。敵の女傭兵に「坊や」呼ばわりされるところがあるけど、私でも坊やって言っちゃいそうです。その分渋みや重々しさには欠けますが、そこは相棒のサムで補うと言うことでしょうか。でも基本ネイトのノリで進むので、全体には軽くてサクサクなイメージです。

宝探しの各ステージはそれなりに工夫がしてあり、バルセロナの地下遺跡では舞台が現代なのを生かして思わぬ通路を通ることに。インディの時代だったらもう少し遺跡部分が残っていたかも知れないねえ(笑。帆船の扱いもそう来たか!な展開でしたね。冒頭や後半に登場する飛行機からのアレはゲームをイメージさせる画作りで面白かった。探検にスマホやGPSが生かされているのもこれまでにない宝探しになっててよい。でも見終わったあと何か物足りなさを感じたのは何故だろう。CGへの慣れ? 音楽? この手の映画を初めて見る人には十分に面白く楽しめると思います。

話の内容は先が読める典型的なアドベンチャーパターンでしたが、娯楽大作にはお約束を守る安心感も大事な要素だと思う。いつまでもハリソン・フォードにおぶさるわけにもいかないから、代替わりも大切。トム・ネイトくん、頑張って下さい。

<ネタバレ>

バルセロナの地下で遺跡の中にダンスホールが出現してたのには笑った。地下開発で遺跡を掘っちゃったのね…。でも笑い事でないリアリティを感じてしまって、むやみやたらな開発について考えてしまいました。いや、一瞬ですけど(笑。で、問題の鍵穴がある遺跡の部分にはご丁寧に強化ガラスが貼ってあり(まあ保護せにゃならんだろうから)、それが思わぬハラハラを生む。インディシリーズに現代ならではアレンジを行った感じ。でもこういうの好きですよ。

帆船で空中戦をやるのは新鮮でした。ヘリで帆船を吊って移動中にデッキで大アクション。マジかよ!な画面ですが、荒唐無稽でいいのよ、娯楽大作は。むしろ今作は超常現象とか魔神とか宇宙人が出てこないだけまだまともだと言える。もっともっと荒唐無稽しててよい、そんなバカな!なロマンを見せて欲しい。ああそうか、今作に足りないと感じたのは多分それだ。次作があるなら、まともの枠を突き破る作品を期待します。

宝探しとアクションに振り切った作風なので人間ドラマは薄かったですが、ラストでネイトとサムが本当の相棒になったのはお約束でもよかった。宝より人間、は定番でも嬉しい。ゲームの内容は知らないですが、これからネイトとサムのコンビでトレジャーハンターをやっていくのかな。

ところで。エンディングで意味深なシーンがありましたね。もしかして…あの人、生きてたの?! だとしても何か波乱を含んだ展開になりそう…。ネイトとサムが何に驚いたのかも気になるし。続きが見られたらいいな。