ポンペイ2014

2014年
時間 88分
監督 ベン・デマリー

イタリアへ家族と一緒に出張でやってきたジェフ。ジェフが仕事の間、妻と娘はポンペイ観光に行くが、ヴェスヴィオ火山が噴火して火砕流がポンペイを襲う。妻と娘を助けるために商談を中断してポンペイへ向かうジェフだが…。

スカパーの番組表でポンペイを発見。あ、これ昔のポンペイのヴェスヴィオ火山の噴火を描いたスペクタルだったよね、面白かったし録画しとこう!と録画ボタンをポチ。時間が出来て、さあ見るぞ!とワクワクしながら再生したら、何か違う…。えっと確か紀元79年のポンペイが舞台だったはずじゃ…何で現代なの? それとも記憶に無いけど現代シーンがあったんだっけ? しかし見続けてもちっとも古代に場面が移らない。どころか現代のままどんどん話が進んでいく…。さすがに変だと思って慌てて番組詳細を見たら、確かに2014年に公開されたポンペイなのだけど、内容が違う。

間違えた!? 間違えたみたいです(汗、

紀元79年が舞台の「ポンペイ」ではなくて、現代が舞台の「ポンペイ2014」でした。って、「ポンペイ」が公開されたのも2014年だからこのタイトルは普通に間違えるだろ!! それでもせっかく録画して見始めたのだから、最後まで見てみることにする。が、地震のあとすぐに噴火が始まるもCGがショボい…ハッ、まさかの低予算系!? そのまさかだったようです。噴石辺りで早くも昔の特撮のような様相を醸し出していましたが、火砕流、土石流に至っては「冗談か!?」と思うような低レベルCG。ある意味清々しいくらいの吹っ切り具合でした。「低予算でここまで出来る」じゃなくて「低予算だからここまでしか出来ない」を開き直って堂々とやってるみたいな…。

ストーリーも設定もかなり雑で大雑把。娘は都合よく火山噴火に詳しくて、娘の判断で難局を逃れていくのですが、娘の予想通り順番に物事は進むわ、火砕流は娘たちの都合に合わせて止まったり入ったりするわ、ジェフが昔の仲間とヘリを奪ってポンペイに行くのも都合よく、何かのアクション映画を表面だけ真似たような救出シーンとか、もう突っ込みどころ満載。しかし突っ込むのが馬鹿らしくなるくらいのユルさが全体に漂っていて、人がどんどん死んでいる割にはそれほどの悲壮感もなく、この描き方ならこの程度でいいよね…になってきてしまうのが何とも(^^;。

世界中で火山が噴火してるらしいのに、そっち方面の危機描写はなく、麓の市民の様子も全く描かれず、ただジェフと娘たちの救出のみに終始する世界観の狭さぶりについては、もう言いますまい…。というか、全部分かった上でシナリオもCGも同じ低レベルで統一してますよね、これ。そういう意味では作品全体のバランスはとれているので(突っ込みどころも変なところもこの作りならしかたないわ、みたいに流せてしまえるようになってる)、消化不良感はないのがある意味すごいです。

今のポンペイが見られたのはよかったところかな。ポンペイの遺跡ってこんなふうなのかーとか、観光旅行させてもらった気分にはなれました、ちょっぴり。

*ちなみに紀元79年の「ポンペイ」のレビューはこちらからどうぞ。

関連する記事

ジオストーム

映画 2019/01/04

ポセイドン

映画 2019/05/14

MEG ザ・モンスター

映画 2021/04/01

2012

映画 2019/05/16