タワーリング・インフェルノ

1974年
時間 165分
監督 ジョン・ギラーミン

地上135階建ての超高層ビル「グラスタワー」落成式当日、設計者ダグ・ロバーツは発電機の故障を調べて電気配線が自分の仕様通りになっていないことに気付く。至急各階の点検に走るダグだが、その時既に81階の倉庫でボヤが発生していた。最上階では市長や議員など名士が多数招かれてパーティが行われていたが、ボヤの消化は失敗、炎がビル全体に広がり始める。消化は間に合うのか、ビルに残された人々の運命は──?

高層ビル火災パニック作品。昔に見たはずだけど、ほとんど内容を忘れていて(火を吹くビルくらいしか記憶になく、それもこの作品のシーンだったか自信がない有様)、スカパーのザ・シネマで流してくれていたのを機に見直してみました。300人規模のパニック描写はスケールが大きくてキャラを覚えるのもけっこう大変。話の牽引役は設計士のダグと消防隊長のオハラハンの2人ですが、覚えておいた方がいい人たちも何人かいるので、キャラの覚え書きも残しておきます。でないと火災が始まって個々にスポットが当たった時、えーとあの人誰だっけ?になるので(私はなりました^^;)。

覚えておいた方がいい人たち
[ビル関係者]
ダグ・ロバーツ:グラスタワー設計者。
スーザン:ダグの妻。
ジェームズ・ダンカン:グラスタワーのオーナー。
パティ:ダンカンの娘。
ロジャー:ダンカンの娘婿(パティの夫)でグラスタワー建設責任者。
ハリー:警備員。ミュラーの飼い猫を助ける。
ウィル:ダグと一緒にボヤ現場に駆けつけて…。
ダン:広報部長。ダンカンが連絡を取ろうとした時、秘書と密会してて連絡取れず。そのおかげで…。
ローリー:ダンの秘書。
[消防士]
オハラハン:消防士の隊長。
他に消防士たくさん。皆さん活躍します。
[招待客]
ロバート・ラムジー:市長。
ポーラ:市長夫人。
ゲイリー・パーカー:上院議員。
他に300人。
[ビル住人]
ハーリー:株売買の詐欺師。パーティにも出席。
ミュラー:オールブライト夫人の友人で夫人の子どもたちとも親しい。パーティにも出席。
オールブライト:聴覚不自由者。アンジェラとフィリップの母。
アンジェラ:フィリップの妹。手話で母の通訳をする。
フィリップ:アンジェラの兄。

高層ビルで火災が起きたらどうなるのか?を描いた作品なので、火災シミュレーションの描き方は半端ない。消火大作戦・救出大作戦はあの手この手で、これでもかと言うくらいたっぷり見せてくれます。消防士さんたちの頑張りも、エレベーター救出劇も、最後のアレも迫力すごくて、確かにこれはディザスターパニックの傑作。

<ネタバレ>
ビル火災の原因は手抜き工事。ダグの設計仕様通りならこんな事態になるはずなかったのに、ダンカンの娘婿で建設責任者のロジャーが経費を浮かすために資材をケチっていたのです。建築基準的には違反してないというロジャーだけど、この規模のビルにはダグの仕様が必要だった。あらためて手抜き工事の恐ろしさを感じますね…74年の作品ですが、この件に関しては今だって笑い事じゃない。

手抜き工事をしといて我先に逃げ出そうとするロジャーにはあの結末でもしかたないと思えるけど、ミュラーは気の毒過ぎだった。アンジェラたちを救うために奮闘した功労者だし、ハーリーとの淡い交流も実ってほしかったし、生き延びてほしかった人です。せめてミュラーの猫がハーリーの慰めになればいいなと思いました。

都合よくは助からないという厳しい描写を通じて、高層建築への問題提起と人間の奢りへの警鐘も鳴らしてくれている作品。こんな作品を子どもの時に見てるのに忘れてる自分が情けない…。今回ちゃんと見直したから、もう忘れないぞっ。

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