ダークタワー

2017年(日本公開は2018年)
時間 95分
監督 ニコライ・アーセル

少年ジェイクは父を亡くしてから不思議な夢を見るようになる。夢の中では黒衣の男が子どもを使って黒い塔に攻撃を繰り返している。誰にも夢を信じてもらえないジェイクだったが、夢に見た偽人間が自分を連れに来たことから夢は本当の出来事だと確信する。廃屋から夢で見た"中間世界"へ飛び、夢で見たガンスリンガーと出会ったジェイクは彼と共に黒衣の男の野望に立ち向かうことになる──。

映画館でチラシを見てから気になっていた作品。やっとスターチャンネルで見ることが出来ました。が、SFかと思ったらファンタジーだったようです。SFっぽいアイテムやメカは出てくるのですが、あの世界観ならファンタジーですよね。宇宙の中心に黒い塔(ダークタワー)が立っており、世界を闇と破壊から守っているという設定。ダークタワーが倒れたら世界は闇に飲まれ闇の世界からモンスターが入ってくるので、ガンスリンガーと呼ばれる戦士がタワーを守っている。が、最後の1人となったガンスリンガーのローランドは復讐心に飲まれガンスリンガーの心を忘れかけてる…という前提ですね。

チラシでクローズアップされてたのがローランドだったのでこの人が主人公かと思っていたら、表の主人公はジェイクの方で、ジェイクの目線を通してローランドが語られる…という構成になってました。ジェイクには"輝き"と呼ばれる特別な力があり、それで異世界を夢でキャッチしていたということらしい。が、これ、字幕では"輝き"だけど「シャイン」と発音してる。で、ん?と思って調べてみたところ、原作はスティーヴン・キングの小説で、ダークタワーの"輝き"は「シャイニング」のダニーが持つ力と同じということだったらしい。世界観つながっていたのか…。

原作の主人公はローランドみたいですが、作品量がかなり膨大で(全7章?)、設定も壮大で複雑みたいなので、初見の人が入りやすくするために少年が夢を見るという形でダークタワー世界の紹介を試みた…て感じですかね。

ちなみに映画内では、この世には複数の世界があって、ローランドの世界(ジェイクが夢で見た世界)は"中間世界"、ジェイクの世界(現実世界)は"根本世界"と呼ばれており、それら複数の世界の中心にダークタワーがあるということらしいです。黒衣の男の目的はダークタワーを破壊して世界を闇にして自分が支配者になること。ダークタワーが攻撃されるとどの世界へもその影響が及び、現実世界ではそれが地震や災害という形になって現れます。

<ネタバレ>

一言で言うと、黒衣の男(ウォルター)に父を殺され、復讐心で凝り固まりガンスリンガーの心を失っていたローランドが、ジェイクと出会うことによりガンスリンガーの心を取り戻し宿敵ウォルターをついに倒すお話。それによりウォルターのダークタワーへの攻撃も止まって世界も救われる。ただジェイク目線からの語りなので、少年ジュブナイル冒険映画目線ではそんなに壮大に感じないので、この試みがよかったのか悪かったのか原作知ってる人にはどうだったのでしょうね。クライマックスの覚醒ローランドの敵なぎ倒しガンアクションはかっこよかったので私は楽しめましたが。というか、そういう楽しみ方でいいのかな?