スーサイド・スクワッド

スーサイド・スクワッド BD

2016年
時間 123分
監督 デヴィッド・エアー

メタヒューマンの脅威に備えるため、悪人ばかりを集めた特殊部隊スーサイド・スクワッドが作られた。だが部隊の責任者アマンダに心臓を掌握され無理矢理仕事をさせられていた魔女エンチャントレスが逃げ出して弟インキュバスを召喚、人間に対して牙をむく。悪人たちの部隊は魔女の支配から地球を守れるのか──。

本来なら敵になる悪役ばかりを集めてヒーローさせる発想は面白いですね。皆さん悪役なのでキャラが立っていらっしゃる。私は知らないキャラばかりですが、アメコミに詳しい人なら分かるのかな? 悪役の一部はバットマンが捕まえてきたようです。ということで、この映画もDCユニバースの一環なのですね。一筋縄ではいかない御仁たちが一筋縄ではいかないやりとりをしながら団結していくところはなかなか楽しめました。

しかし問題はDCユニバースの世界観…。まだスーパーマンが脅威って、どこまでスーパーマンファンを敵に回せば気がすむのかしら。これはクリストファー・リーブのスーパーマンじゃない、DCユニバースのスーパーマンのことなんだ、と納得しようとしても、やっぱりスーパーマンが「悪」みたいに言われるのは嫌です。まあスーサイド・スクワッドも悪人と言ってもほぼ普通の人間ばかりだし(一応火を吹くやつとかいたけどパワー違いすぎるし)、それでスーパーマン級に備えるのは無理過ぎだとは思いますが。

バットマンvsスーパーマンの結果を受け容れがたい私としては、スーパーマンと関係なく独立した1本として本作が作られていたらもっと素直に楽しめただろうから、その点は残念。せめて本当の悪役の脅威に対しての部隊にしてくれていたらねえ…。しかし最後まで見ると分かるけど、やっぱりこれは前作からの続き&次作につなげるためのお話なんですよね。

<ネタバレ>

エンドロールでバットマン(ブルース・ウェイン)が出て来てジャスティス・リーグに出るメンバーの極秘資料を受け取ります。エンチャントレスを暴走させた一件をもみ消すのを条件に。ハーレイ・クインもジョーカーが来て脱獄したし、スーサイド・スクワッドはこれきりで解散するようなので、このメンバーでの活躍は今作だけみたいですね。

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