ジャスティス・リーグ

ジャスティス・リーグ BD

2017年
時間 120分
監督 ザック・スナイダー

闇の力が蘇りステッペンウルフが召喚される。ステッペンウルフはセミッシラとアトランティスを襲い、3つ揃うと世界を滅ぼせるエネルギーを持つマザーボックスを奪う。人間界の何処かにある3つ目のマザーボックスが奪われたら世界は滅ぶ。バットマンはメタヒューマンを集めてジャスティスリーグを結成し、ステッペンウルフの野望を阻止しようとするのだが──。

バットマンvsスーパーマンがあんまりだったので、ついに映画館に行くのをやめてしまった作品(^^;。が、子どもから「これは面白かったよ」と聞き、BDが出るのを待ってレンタルで鑑賞しました。

冒頭は前作からの続きのせいか暗かったですが、新キャラが登場する辺りからだんだん重苦しさが消えていって、やっと普通のヒーローものになってくれたという感じ。知らないキャラばかりだったけど、一応バットマンvsスーパーマンでチラチラと見え隠れしていたので、やっと皆さんの全貌が拝めた!という気持ちでした。アクアマンって海の世界の王子だったのか。ビクターはサイボーグ。フラッシュの若々しさとノリの軽さが作品を明るくしてくれてました。もちろん私ご贔屓のワンダーウーマンのかっこよさも健在よっ。

敵も分かりやすくて、やってることも分かりやすくて、おかげで主人公サイドも分かりやすく動くことが出来て、少なくともバットマンvsスーパーマンよりはよくなりました。何よりもこれまでのスーパーマンファンを敵に回すような設定・言動がなくなっただけでもありがたい。あのせいで私のように映画館へ行くのをやめてしまった人もけっこういたのではなかろうかと思う…。

<ネタバレ>

スーパーマンが復活してやっと本来の姿に戻ってくれたのは嬉しかった。スーパーマンが建物をまるごと1つ支えて飛んでいくのには思わず嬉し笑いしました。そうよ、スーパーマンはそれでなくちゃ~。スーパーマンには現実のリアルさは似合わない。リアルでは有り得ないスケールで救助活動をやってくれるところに爽快さと面白さがあるのです。

確かにスーパーマンの力は桁違い過ぎて、スーパーマンが最初から登場してたらステッペンウルフなんて瞬殺で終わっちゃうから、ここぞという時まで控えさせたいのは分かります。でも何もファンを不快にさせる方法を取らなくても、そこは話の作り方次第でどうにでも出来たのではないだろうか。ラストのスーパーマンとフラッシュのかけっこは面白かった。ユニバースの最初からあんな雰囲気でやってくれたらよかったのにと思いました。

*後から知ったのですが、ザック・スナイダー監督が諸事情で途中降板して、後をアベンジャーズを手がけたジョス・ウェドンが引き継いだのそうですね。どうりで…もしかして私の好きなシーンはジョス・ウェドンが手がけた部分だったのかも?