ワンダーウーマン

2017年
時間 141分
監督 パティ・ジェンキンス

世界から隔離されたアマゾン族の島セミッシラ。女性だけの世界で育ったダイアナはある日海岸で1人の男を助ける。彼から外の世界は戦争中と聞き、ダイアナは戦いの神アレスの仕業だと思う。戦いをなくそうと男と共に島を出てロンドンへ向かうダイアナ。外の世界とのギャップに戸惑いつつもアレスを捜し倒したと思ったのだが…。

ワンダーウーマン大好きです! 「バットマンvsスーパーマン」を見た時に妙に強い女の人が出て来て、誰?と思ったらそれがワンダーウーマンだったのですね。アメコミは映画でしか知らないので、この時初めてワンダーウーマンというヒーローがいることを知りました。「バットマンvsスーパーマン」の重苦しい空気を一気に吹き飛ばしてくれた彼女に思わず拍手喝采。彼女単独の映画が出来ると知り、BDが出るのを待ち焦がれて(最近はなかなか映画館に行けないので)鑑賞しました。

舞台は第一次世界大戦。まず、これまで閉ざされた島での暮らししか知らなかったダイアナのギャップぶりが面白いです。何しろ男を見るのも初めて!というぐらいなのだから(知識としては知っていたようですが、本物を初めて見た感動?は違うよなあ^^;)。車も町も人間の文明も初めて見るものばかりで、普通の服を着るだけでも一悶着。同行するスティーブ(ダイアナに助けられた男)の反応も面白いです。

もちろん今作の面白さはそれだけじゃなく、ワンダーウーマンことダイアナの胸のすく大アクションにあり! スティーブは毒ガスを阻止するために仲間を集め前戦へ行くのですが、そこで戦争の真っ只中に飛び出したダイアナの無双ぶりが素敵すぎて、これだけでも魅せられる。戦うお姉さん最高!! 音楽もいいです。主演のガル・ガドットもハマり役ですね。そこにいるだけでかっこいい、そう思わせてくれる魅力がワンダーウーマンにはあります。

物語も単純に敵をやっつけるだけの話にはなってないのがいい。スティーブとのロマンスも気になるところですが、ダイアナが人間の世界の現実を知ってどう立ち向かうのかもポイント。でもそこは重苦しくはなく、スカッとヒーローを楽しめる作品です。

<ネタバレ>

世間知らずのダイアナはアレスを倒せば戦いが終わると思い込んでいる。世界はそんなに単純じゃないのにまだそこまで分かっていない。毒ガス開発を行う将軍をアレスだと思って倒してみるが、戦争は終わらなかった。将軍はアレスではなくただの人間で、人間とはそういうものだと知りショックを受けるダイアナ。

だがアレスは本当にいた。本物のアレスに気付いた時、ダイアナの本当の戦いが始まる。そしてダイアナの生まれた理由とその"真実"も。ダイアナはセミッシラの塔にあった剣がアレスを倒す武器だと思っていたが、そうではなかった。武器はダイアナ自身だった。神を倒せるのは神だけ──。だから母ヒッポリタはゼウスとの間にダイアナをもうけたのだった。アレスもゼウスの子だから、兄VS妹の戦いになりますね。

正体を現したアレスはダイアナを誘惑する。人間の現実に打ちのめされていたダイアナだが、スティーブの存在と彼への愛がダイアナの迷いを吹き飛ばし、覚醒した彼女はワンダーウーマンになる──そう、これはワンダーウーマン誕生のお話だったのでした。覚醒ダイアナがついにアレスを倒した時の爽快さ。素直にかっこいい。そして同時に今作は世間知らずの女の子が経験を通して成長する物語にもなってました。

突っ込みどころはあります。セミッシラのシールドの甘さ?とかアマゾン族の設定ってどうなってるのよとか。でも、そんなこと置いておいても、女性の私にはワンダーウーマンが活躍するだけで嬉しい。かっこよくて憧れる。彼女がアクションするだけでスカッとする。こんなに魅力的に女性がヒーローする物語に野暮な突っ込みなど入れてくれるな、ただただその活躍を見てやってほしいと思うのです。

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