サイボーグ009VSデビルマン

2015~2016年
話/時間 全3話
1話/27分 2話/30分 3話/39分
監督 川越淳

サイボーグ009とデビルマンが共演! 2015年末から2016年始めにかけて発表されました。期間限定で一部の映画館でも公開されたようですが、基本はOVAということなのでTVカテゴリでの感想です。全3話で各話は約30分なのでサクッと見られます。アニマックスで放送されたので録画してみたところ、これが意外に面白かった。キャラ造形はオリジナルを踏襲しながらちょっとだけ今風にアレンジした感じ。人によって好みはあるかも知れませんが、こういう方向性もありかなと思いました。エンターテイメントに徹してくれてるので難しいところもなく、ノリもいいです。気軽に楽しめます。

Vol.1(第1話)

ミュートスサイボーグとの戦いを終えた009たちと、ジンメンとの戦いを終えたデビルマンはそれぞれの日常に戻っていた。001が新しい敵をキャッチし、調査を始める009たち。一方デビルマンも新しいデーモンの登場を察知していた。そして悪魔目撃の噂が流れた森で009とデビルマンが鉢合わせする…!

冒頭、009たちはミュートスサイボーグ編のラストからスタート。こんな形でミュートス編を見られるとは思ってなくて楽しめました。アポロン、かっこいいじゃないかー。003の可愛さが石ノ森絵とはちょっと方向違いますが、今風アレンジならこんなものだろうか。他のメンバーも納得できたけど、個人的には1点、気になるところが…。RE:CYBORGでもう絵への拘りはなくなったと書きましたが、済みません撤回します、まだ拘り残ってました、済みません(汗。

009の目が、目がああああ~。全体の造形はほぼオリジナルなのに、目だけが「今風」の目になってるんですよぉ~。009は目が命なんだぞっ、あの流し目の悩殺力がジョーなんだぞおぉ~。RE:CYBORGくらい吹っ切れてくれたら気にならないのですが、なまじ目以外の造形がオリジナル準拠なのでこれは違和感ある…。慣れるのにしばし時間を要しました(^^;。

時系列的にはミュートス編とジンメンの後みたいですが、008はタブレット使ってるしギルモア研究所では空中ウインドウが…まあ細かいことは気にしない、か(笑。003の能力は索敵な方向へ行ってて、今新作を作るならやっぱりこうなりますかね。

009はデビルマンをブラックゴーストの悪魔型サイボーグだと思い、デビルマン側は了が009を機械と融合したデーモンだと思うところが可笑しい。お互い勘違いしたまま1話からさっそく009とデビルマンが激突! 勝つのはどっちだーっ。

なお、エンディングには石ノ森・永井両氏の原画が流れるので、ファンには嬉しいです。

Vol.2(第2話)

009たちはブラックゴースト以外の存在があることに気付く。了も009たちがデーモンではないことを知る。そして美樹を狙うデーモン、美樹のクラスの謎の転入生エバの目的は…。004たちがハイティーンナンバーと名乗る0014以降のサイボーグに出会ったことで、009たちはブラックゴーストの新たな企みを調べるために樹海の奥の湖に向かう。

009、デビルマン両陣営ともデーモン、ブラックゴーストに気付き、両者に関係はあるのか調べ始めます。美樹のところに来た転校生も何かわけありですね。今のところはまだ皆バラバラに動いてますが、やがて1つに集結しそうな感じ。

0014以降は細胞を強化するアドバンスドカスタムを施されているらしい。彼らのコスチュームは009たちの色違いで黒色。0014ことエドワードの髪型が石ノ森章太郎が「リュウ」に連載した幻魔大戦のルーフに似てますが、多分そこからキャラモデルを持ってきてるな。他のキャラデザインもこれまでの石ノ森作品に登場したキャラがベースになっていると思われます。

今回はハイティーンナンバーの紹介戦と009陣営VSデーモン軍団に時間を割いたのでデビルマンの登場は少なし。不動明の姿で少し出た程度かな。美樹の登場シーンの方が多いかも。まだ人間の肉体を持たないデーモンが登場し、何かを企んでるようです。アモン(デビルマン)との確執もあるらしいし。

Vol.3(第3話)

アドバンスドカスタムサイボーグ(セト)とデーモンのアトゥンが融合し、悪魔改造人間サイバネティックデーモンが誕生。セトでもアトゥンでもなくなった新たな生命体はしかし、アダムス博士の思惑を越えて暴走、樹海の奥の湖で決戦が繰り広げられる。ゼロゼロナンバーVSハイティーンナンバー、デビルマンVSサイバネティックデーモン、決戦の行方は如何に──。

ついに両陣営が樹海奥の湖に結集。デーモンが美樹を狙ったのはデビルマンをアトゥンの所(湖の島にあるアダムス博士の基地)へ誘き出すためでした。今回はデビルマンもサイバネティックデーモン相手に大暴れ! やっぱりデーモンどうしの本気バトルは迫力半端ないわ。サイバネティックデーモンは色々なバージョンに変化して苦しめてくれます。

009陣営もみごとなチームプレイを見せてくれて気持ちいい。9人全員に見せ場やアクションが用意されているので、どのキャラのファンも過不足なく楽しめると思います。007がファンタスティック・フォーのリードみたいな変形ぶりを披露してくれてる(^^;。ところで002に加速装置の設定、復活してます!?(久しぶりに見たわ…)。ギルモア博士もドルフィン号で参戦。謎の転校生エバの正体も明らかに。

<ネタバレ>

エバの正体は0015でした。セトはエバの弟で0018。難病で治療の名目でアダムス博士にアトゥンと融合させられてしまう。エバはセトのためにアダムス博士に従っていたが、セトがセトでなくなり、アダムス博士の本意を知ったことで、009たちと協力してサイバネティックデーモンを倒す側にまわる。しかしアダムス博士の息子である0014は今さら009たちとの戦いをやめる気はなく、戦いが招く末路を辿ることになる。

今回の件は究極の研究を目指すアダムス博士が悪魔(デーモン)と手を結んだことが原因でした。しかしセトの体を手に入れてサイバネティックデーモンになったアトゥンが大人しくアダムス博士の言うこと聞くわけないし。デーモンだもん。セトの姿からもりもりとアトゥンに変化して、さらに天使みたいな姿になって神みたいなパワーを得るわけですよ。もう誰もかなわない。

でもこの力はセトとアトゥンの融合でこそ発揮されるものだったらしく、エバがセトの意識を体から分離したことで、ただのデーモンのアトゥンに戻る。ただのデーモンならデビルマン様の敵じゃないさあー、009とタッグを組んで最終攻撃。デーモンどうしの脳筋バトルは分かりやすくて清々しいですね(笑。009もデビルマンと出会った甲斐はあったでしょう、姿がどうであれ自分は人間だっと言い切れるデビルマンに、何が大切か気付かせてもらえたようだから。

全体にやや009寄りかなと思いましたが、009とデビルマンとの共演、面白かったです。どっちも好きなのでどの場面も楽しくてしかたなかった。ラストシーンの001の警告はヨミ編へのつなぎですね。今作の世界ではこれはミュートス編とヨミ編の間にあったことのようです。時代設定が謎ですが、009たちの活躍を見られたのでそこは不問にすることにします。このような企画を作って下さった皆様、ありがとうございました。

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