デビルマン(TVアニメ)

1972~1973年
話数 全39話
監督 勝間田具治 ほか

映画版について書いたなら、大好きな「アニメ版デビルマン」についても触れておかねばならないでしょう!ということで。

永井豪原作の「デビルマン」のアニメです。

ですが。
映画デビルマンは永井豪の漫画デビルマンを元にして作られていますが、実はこの漫画デビルマンとアニメデビルマンは全く別物なんです。デーモンが人間を滅ぼそうとする、デビルマンの普段の姿は高校生・不動明、という基本設定は同じですが、そこから先が全然違う。

漫画(映画も同様)では体はデーモンだが心は人間の不動明、しかしてアニメでは姿は不動明だが心はデーモンの勇士デビルマン。逆なんですね。だから姿は同じでも中身は別人なのであります。つまり、アニメデビルマンの主人公は人間ではなくてデーモンなのです。

主人公の設定が違えば、当然話も違ってくる…。アニメデビルマンはストレートに子どもに向けて作られた「正義のヒーロー」ものですから、単純で分かりやすい。人間を滅ぼすために不動明の体をのっとってやってきたデビルマン。が、世話になっている家の女の子を好きになってしまい、彼女を守るために仲間を裏切って人間の味方になる。怒ったデーモンから毎回刺客が送られてきて一戦交える、というのが基本パターン。

アニマックスでBD版を放送してくれたので、頑張って全話録画しました! 子どもの頃ワクワクしながら見たのを懐かしみながら楽しみました。昔のアニメですから出来は荒いんですけど、そのかわり圧倒的なパワーと勢いがある。これはこれで、繊細に丁寧に作られた最近のアニメには出せないものを持っているなと思いました。そりゃもうデビルマンがかっこよくて! 愛する女性を守るために全てを捨てられるってところにもクラッと(笑。デーモンも悪役の魅力を出すことに徹してくれているのでバトルも爽快。子どもたちの心をワクワクさせてくれたのも分かります。実は隠れララファンでもあります。ララはアニメオリジナルキャラで、デビルマン一途のちょっと抜けたところのあるデーモンの女の子なんですが、彼女のドラマに心を打たれまして。そんなわけで漫画もいいけれど、どちらかと言えばアニメ派なデビルマンファンです。

*アニメを見ていて思ったこと
設定では高校生でも声を当てているのはプロの声優さんたち。だから演技はしっかりしている。多少画がアレなところがあっても、声優さんたちの力量がその部分を補ってドラマに魅力と存在感を持たせてくれているわけです。ふだん何気なく聞き流している叫び声や笑い声ですら、プロの演技力の裏打ちがあってこそ、それらしく聞こえるのだと知りました。実写版デビルマン、いっそのこと声だけプロにふきかえてもらったらCG部分くらいは見られるようになるかも…と思いました。

関連する記事

龍の歯医者

テレビ 2019/03/21

鉄人28号

テレビ 2018/10/21

アバウト

チュータ
Author:TAEKO
洋画・SFを中心に映画や本の感想をきままに書いてます。ネタバレあり。...more≫

メール メールはこちらへ

購読する

ホームに戻る