ウエストワールド シーズン2 [第6話]

年	2018年
話数	全10話
制作	ブライアン・バーク、J・J・エイブラムス他

ウエストワールド シーズン2 第6話の覚え書きと感想です。以下全てネタバレですのでご注意。

主な登場人物
[ホスト]
ドロレス・アバナシー：農場の娘だったが反旗を翻す。
テディ：ドロレスの恋人。
アンジェラ：元パークの受付嬢でドロレスの仲間。
クレメンタイン：元娼婦役。
ピーター・アバナシー：元ドロレスの父。
メイヴ：元娼館の女主人。娘を探している。
ヘクター：無法者。メイヴと同行。
アーミスティス：ヘクターの仲間の無法者。
ムサシ：ショーグンワールドの浪人。
アカネ：ショーグンワールドの置屋の女将。
サクラ：ショーグンワールドの芸者。アカネの養女。
ハナリョウ：ショーグンワールドのムサシの仲間。
ローレンス：無法者。ウィリアムに同行。
バーナード・ロウ：パークのプログラム責任者だった。
[人間]
ウィリアム：ウエストワールドの親会社デロスの経営者。
シャーロット・ヘイル：デロス社の取締役。
スタッブス：パークの保安担当。
エルシー：パークのプログラマー。
リー・サイズモア：パークのシナリオ担当者。メイヴと同行。
フェリックス：パークの技術者。メイヴと同行。
シルベスター：パークの技術者。メイヴと同行。
エミリー：ウィリアムの娘。
ロバート・フォード：ウエストワールド創設者。シーズン1で死亡。

第6話「PHASE SPACE」

メイヴはムサシたちと別れ、地下を通ってメイヴの「故郷」へ到達する。娘と再会するメイヴだが、娘には新しい母親役がいた。ウィリアムは自分を連れ返しに来た娘が寝ている間に出発してフォードのゲームを続ける。本部へ戻ったバーナードとエルシーはホストを元に戻せないのは「揺りかご（ホストのバックアップ）」のブロックのせいと分かり原因を探る。そしてアバナシーを奪還するためにドロレスたちは列車で本部に乗り込むのだった。

色々なことがいっぱい平行して描かれ、なかなかに情報の濃い回です。冒頭でシーズン2の最初でも流れたアーノルドとドロレスの会話が入るのだけど、これは実はドロレスがアーノルドの再現性のテストをしている場面だと分かる。えっ、つまりジェームス・デロスと同じようにアーノルドも復活を試みられていたということ！？　でも何故そのテストをドロレスが？　てか、これ、いつの話よ？　惨劇が起きてから後はドロレスにこんなことをする暇はないし、かといってそれ以前のドロレスは覚醒前のホストだったし、、いやフォードにテスト役をさせられていたとか？？　謎が深まりますね…。

さてメイヴですが。ショーグンワールドの戦闘をくぐり抜けた後、アカネがサクラの故郷にサクラの心臓を供養するのに付き合います。アカネとムサシはその地に留まり、メイヴ一行は地下を通ってメイヴの故郷へ。でも娘には新しい母親役が…って、メイヴは今は母親役じゃないんだから、そりゃそうなるよねえ。さすがのメイヴでもそこまでは頭が回らなかったか。ここでメイヴがどう考え、どう決断するかが彼女にとっての本当の試練なのでしょうが、それは次回以降にお預けのようです。リーが電話（5話で拾った）で救助要請してたけど、このグループもこの先どうなるのか。

そして本部に戻って騒ぎの大元を調べるバーナードとエルシー。機能しているシステムからエルシーが見つけたのは、品質管理部は何回もホストを元に戻そうとしていたが、「揺りかご」と呼ばれるバックアップシステムにブロックされて戻せないこと。2人はバックアップデータの所へ行き、誰が「揺りかご」からブロックを行っているのか調べる。遠隔接続が出来ないため、バーナードが自分を利用することを思いつく。システムとバーナードを直接つなぎ、エルシーが抽出を始め、「揺りかご」の中に入ったバーナードが見たものは…。フォード！？

ウィリアムは娘を振り切ってフォードのゲームを続ける。娘（エミリー）が3話の時にいたインドっぽい所は「英国領インド」というエリアだったようです。エミリーも父（ウィリアム）との確執を何とかしようとしてここに来たらしいので、置いてきぼりにされてもウィリアムを追うことは諦めないでしょうね。

ドロレスに矯正されたテディは今のドロレスにお似合い？の冷酷な男になっていました。あまりに変わりすぎたせいか、ちょっと戸惑いも見せるドロレス。でも予定通り行くのね。列車を動かして本部へ乗り込みます。ちょうどこの頃、本部ではパラシュートでやってきたコフリンという男にシャーロットがアバナシーを渡そうとしていた。先住民の捕虜から抜け出したスタッブスが隊に合流したのもこの時ですね。バーナードとエルシーが「揺りかご」を調べていたのもこの時みたいです。

奇しくもシャーロット、スタッブス、バーナード、ドロレスたちが1点（本部）に集結したところで、以下、次回！！

2019年4月 9日 テレビ