グーニーズ

グーニーズ BD

1985年
時間 114分
監督 リチャード・ドナー
制作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ

海岸沿いの町で暮らすマイキーたちはゴルフ場建設のため家を立ち退かねばならなかった。そんな時、屋根裏部屋で海賊"片目のウィリー"の宝の地図を見つける。もし本当に宝物があったら立ち退かずに済むかも!? マイキーと仲間たちは地図に従って宝物探しを始めるが、悪者3人組フラテリ一家と遭遇。果たしてフラテリ一家をかわして海賊の宝物を見つけることは出来るのか!? マイキーと仲間たちグーニーズの大冒険が今始まる──。

公開時に映画館で見た作品。録画したビデオも古いビデオデッキも無くなって長らくご無沙汰していましたが、スターチャンネルで再会することが出来ました。テレビからの録画は吹き替えだったので、字幕でノーカットでまともに全編見られたのはもしかして映画館以来だったかも。スピルバーグはやっぱり上手いですね。展開のテンポやタイミングの合わせ方など、細かいところまでよく出来てて面白い。

グーニーズとは町の子どもたちの友だち仲間で、メンバーはマイキー、マウス、データ、チャンク。それにマイキーの兄のブランド、ブランドの友だちのアンディ、ステファニーが加わった7人がフラテリ一家に追われながら海賊の宝物を探します。海辺の小さな町で自然豊かで洞窟や崖があって、探検するだけでも楽しめそうな所です。子どもの時にこんな探検が出来たら面白いだろうな──という気持ちそのまんまの作品。

子どもの冒険物語なので、フラテリ一家(ママと息子兄弟の3人組)も悪者だけどどこか憎めなくてユーモラスで、ハラハラドキドキと安心感がいいさじ加減でバランスを取ってます。話は一家の長男の脱獄から始まるのですが、小さな町なのでパトカーとの追いかけっこも何気にのどか。彼らの隠れ家が宝の地図の入り口になっていたためグーニーズと鉢合わせするのですが、グーニーズが宝探しをしていると知って彼らも便乗。果たして宝物はあるのか、もしあったなら宝物を手にするのはグーニーズとフラテリ一家のどちらに!?

<ネタバレ>

データの発明が一々面白いのですが、片目のウィリーも凝ったトラップを仕掛けてきますね。この辺、子供版インディ・ジョーンズみたい。宝物に関しても変な捻りは入れず、素直に展開してラストは大がかりな見せ場を用意してくれてます。やっぱり宝物は本当にある方が楽しいですものね。グーニーズ対ウィリーのトラップ攻略勝負を主軸にして、宝物に辿り着いたマイキーがウィリーの骸骨に尊敬を込めて挨拶とお礼をするのがいい。だからウィリーもマイキーのビー玉袋の中に宝石を残しておいてくれたのかな?

フラテリ家の三男?スロースとチャンクの友情も素敵すぎる。スーパーマンのTシャツとスーパーマンのテーマでアクションするスロース、かっこいいぞぉ~。キャプテン・チャック、君はすごい。心が温まりますねえ。なかなかいい性格(^^;)のマウスも、兄貴とアンディのカップルも、しっかり者のステファニーも、皆いいキャラたちで楽しい。また見ることが出来てよかった…。