ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃

1969年
時間 70分
監督 本多猪四郎

両親が共働きで鍵っ子の一郎は気が弱く、同級生の男の子たちからいじめられていた。1人で玩具のコンピューターで遊んでいた一郎は夢の中で怪獣島に行き、ゴジラやミニラに出会う。いじめっ子と同じ名前の怪獣ガバラにいじめられていたミニラと友だちになるが、五千万強奪犯が一郎の部屋に入ってきて大変なことに。夢の中でガバラと戦うミニラを見て勇気をもらった一郎は強奪犯に立ち向かうのだった。

これはゴジラシリーズの中では異色作です。今作に登場する怪獣は全て一郎少年の見た夢の中の存在なのだから。東宝チャンピオンまつり用に作られた作品で、内容は完全に子ども向け。映画館で見たかどうかハッキリした記憶はないのですが、少なくともガイガンまでは毎年見ていたはずなので、多分映画館に行ってると思います。DVDで見直す機会があったので、久しぶりに鑑賞。夢の舞台が怪獣島なのは、前作の「怪獣総進撃」を受けての設定でしょうね。怪獣島に行ってみたいと思った子どもたちの夢を叶える面もあったのかも。

背景には鍵っ子とか、公害とか、当時の世相が反映されてますが、お話自体は「気弱な少年が怪獣から勇気をもらって強くなる」というジュブナイル的なものが中心。怪獣たちは少年の夢ということになっているので、壮大なタイトルの割にはほぼゴジラ・ミニラ・ガバラ中心で他の怪獣たちは顔見せ程度ですが、それでも頭数だけは揃えてあります。

大ワシ

ゴジラと一戦交えるけっこういい出番があるのに、数に入っていない扱いの悪さ。名前くらい与えてあげたい…。

ゴロザウルス

顔見せメンバー。ほぼ一瞬のみ。

マンダ

顔見せメンバー。ほぼ一瞬のみ。

アンギラス

顔見せメンバー。ほぼ(以下略。

カマキラス

数頭出演。ゴジラとのバトルシーンあり。

クモンガ

ゴジラとのバトルシーンあり。

エビラ

ゴジラとのバトルシーンあり。

ガバラ

映画では今作のみの出演。いじめっ子のあだ名と同じ名前で、ミニラをいじめてる。ゴジラともバトル。

ミニラ

ゴジラの息子。放射熱線が上手く吐けず、お父さん(ゴジラ)から特訓を受けることも。

ゴジラ

怪獣島の怪獣王。だが王者には常に挑戦者が絶えない。挑戦者たちを退け王座を守りつつ、息子の教育も怠らないお父さん。

少年の夢なので怪獣たちには他作品のような緊張感はありませんが、児童映画としてはけっこうよく出来ていると思います。強盗たちとの渡り合いはなかなかサスペンス。最後にはいじめっ子も克服する一郎くん。今作から勇気をもらって一歩踏み出せた子どもたちがいたなら、よかったのではないでしょうか。

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