怪獣大戦争

1965年
時間 94分
監督 本多猪四郎

木星に13番目の衛星、X星が発見された。ロケットで調査に向かったパイロットの富士とグレンはX星人に出会い、キングギドラからX星を守るために地球のゴジラとラドンを借りたいと言われる。お礼にガンの特効薬を提供すると言われ、地球側はその取引に応じることになった。しかしゴジラらと引き換えに渡された特効薬の中身は…? X星人の野望に地球人の知恵とゴジラ、ラドンが立ち向かう!

子ども時代に見た懐かしのゴジラ作品の1つ。しかしX星人と怪獣以外は他のゴジラシリーズとごっちゃになったのか、詳しくは記憶にない状態。NHKのBSで流してくれたので録画して久しぶりの再会を楽しみました。

今作の目玉はやっぱりX星人ですね。これは強烈。話の中身は忘れてもX星人は忘れない! しかしこのX星人、子どもには外観だけで宇宙人~な面白さがありましたが、大人になってから見るとなかなか風刺の効いた存在になっている。コンピューターの計算通りに動こうとするX星人は、計算に頼り計算外のことが出来なくなることへの警鐘にもなっており、今見ても、いや今だから尚のこと、パソコンやネットに頼りすぎずに人間性を大切にすることを考えさせてくれます。

話の展開はX星人と地球側のやり取りに費やす時間が多くて、怪獣プロレスへの時間配分が少し物足りなかったかな。X星人の陰謀のおかげでちょっと振り回され気味のゴジラとラドンでしたが、ゴジラが「シェーッ」をやったのは今作です。

キングギドラ

映画登場はこれが2回目。X星人には「怪物0」と呼ばれてました。今回はX星人の手先となって暴れてくれる。前作「三大怪獣 地球最大の決戦」で宇宙へ逃げ去った後、X星人に捕獲されて操られることになったのでしょうかね。X星人の手先であってもなくても、もはやゴジラは宿敵という感じ。

ゴジラ

X星人にX星へ運ばれた時、キングギドラを見るが否やケンカ開始。そりゃ前回あれだけ戦った相手だ、「お前まだいたのか、この野郎~」てな感じかな。4回も「シェ~」したのはあの時よっぽど嬉しかったのか(笑。ゴジラにとってもキングギドラはもはや宿敵ですね。

ラドン

ゴジラと一緒にX星へ付き合わされる。ゴジラとはキングギドラ戦で共同戦線を張った仲だ、ラドンにとってもキングギドラは共通の敵だろう。今回モスラの出番がなかったのは、ゴジラとラドンが最初から協力関係にあったからかな。

<ネタバレ>

今作ではX星人と地球人の間にドラマあります。グレンが付き合っていた女性が実はX星人のスパイだった。しかし彼女は計算よりグレンへの愛を選ぶ。それも命をかけて。こういうキャラが1人でもいるとドラマが生きます。富士の妹の彼氏はX星人の弱点発見要員で、グレンほどのドラマはなかったですが、彼のおかげでX星人を撃退できたのだから良しとしてあげるか。

地球に戻ったゴジラとラドンはX星人に操られてしばし破壊要員となるも、コントルールから解法されると伸びていたラドンとキングギドラをたたき起こしてケンカを再開するところがゴジラ(笑。人間たちとは関係なくオレはオレの道を行くぜ!なゴジラが大好きです。キングギドラは再び宇宙へ去りましたが、宿敵との戦いはこれからも続くのであります。

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