ハーレイ・クインの華麗なる覚醒

2020年
時間 109分
監督 キャシー・ヤン

ゴッサムシティの犯罪王ジョーカーと別れたハーレイ・クインは、これまでジョーカーを恐れて手出ししなかった人たちから命を狙われる身になっていた。バーティネリ家の資産の場所が隠されているダイヤモンドを探して華麗なる転身を図るハーレイ・クインだが、ゴッサムの闇の支配者ローマンもダイヤを狙っていた。ダイヤの秘密を握る少女、超音波歌姫、ハーレイを追うゴッサムの女刑事、謎の暗殺者ハントレスも絡んできてダイヤを巡る争奪戦が繰り広げられる。

DCコミックのハーレイ・クイン単独作品。ムービープラスで流してくれたのでやっと見ることが出来ました。時系列的には「スーサイド・スクワッド」の後の話で、あれからハーレイはジョーカーと別れたということのようです。ハーレイのキャラなのか、全編に渡って過剰なくらいハーレイが事細かに状況説明しまくってくれてます(^^;。おかげで話は分かりやすい!?

DCコミックもスーパーマンと絡まないと楽しく見られていい。今回は女性中心で固めたようで、スーパーヒロイン(ヴィラン?)もたくさん出てきます。ローマンの歌姫だったダイナはDCコミックではブラックキャナリーと呼ばれていて、超音波による破壊能力を持つらしい。そんな人が歌姫ってヤバくない?と思ったけど、普段は加減してるんですかね(歌で時々コップ割れてたけど)。暗殺者ハントレスはクロスボウが武器。DCコミックに詳しい人なら彼女が何者か察しがつくんでしょうが、今作に関しては知らない人は知らないまま見た方が楽しめます、多分。女刑事レニーは今作のオリジナルキャラ?みたいですが、ヴィランが主人公の作品なので犯罪者を追う側の立場の人も作ったのかなと思います。

全編これハーレイのキャラが作り出している世界、という感じなので、とにかく明るくて賑々しくて派手で楽しい。ハーレイはヴィラン側ですが、いろいろ突き抜けているので、見ていてスカッとする。ハーレイのポテンシャルに合わせてあるのでスーパーマンクラスの超人はいませんが、普通よりは強いお姉さんたちのアクション活劇を堪能できて面白いです。

<ネタバレ>

スリの少女カサンドラが闇に流れていたバーティネリ家のダイヤを掏り盗っちゃったのが始まり。カサンドラは自分が盗ったダイヤにそんな価値があるなんて知らない上に飲み込んでしまっていた。何としてもダイヤが欲しいローマンはカサンドラに賞金をかけ、ゴロつきどもがカサンドラ争奪戦に走ることに。ローマンに捕まったハーレイもダイヤのことを知ってカサンドラを狙うが、ゴロつきどもを蹴散らしたことでカサンドラを助けたみたいな形になっちゃう。ハーレイは一応ヴィランですから、カサンドラをローマンに渡そうとしたこともあったけど、何だかんだ言っていつしか保護者みたいになっちゃうところがかわいいです。

で、ローマンに雇われた暗殺者かと思われたハントレスですが、実はバーティネリ家の生き残りだった。バーティネリ家がマフィアに惨殺されてダイヤを奪われた時、ただ1人生き残った少女は復習を誓う。そして暗殺者ハントレスに成長したのでした。ダイヤ争奪戦の結果、ハーレイ、カサンドラ、レニー、ダイナ、ハントレスの5人が集結した形になり、ローマンとその一味相手に大アクション。5人にとってローマンは共通の敵(悪者)なので、ヴィランも刑事も一緒に共闘。この展開が理屈抜きで気持ちいい。

ローマンを倒した後は、ハーレイとカサンドラが上手い具合に出し抜いて逃走~になりましたが、ダイヤだけもらってバーティネリ家の資産はハントレスに返すところがハーレイのいいところ? 警察をやめたレニーと復讐を果たしたハントレスとレニーに協力していたダイナの3人はスーパーヒロインチームを結成して悪と戦うお姉様軍団に。ヴィラン主人公ながら上手く落としたな~と思いました。

そして今作の忘れちゃいけないポイント。これは女性の解放と自立の物語でもありましたね。男への依存や男に搾取される立場から抜け出て1人の人間として立つ。そのための戦い。だからヴィラン主人公でも見てて気持ちいいんだと思う。ハーレイたちの次の活躍が見たくなっちゃう楽しい作品でした。

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