ロボコップ3

1993年
時間 104分
監督 フレッド・デッカー

オムニ社はロボコップ2の失敗でカネミツ商会の傘下になった。オムニ社は経営を立て直すためにデルタ・シティの建設を急ぐが、そのため市民は理不尽な立ち退きを強いられオムニ社に抵抗。市民に味方しオムニ社の治安部隊と敵対するロボコップの前にカネミツから送られた刺客が立ちはだかる。追い詰められる市民を救うことは出来るのか、新しい能力でパワーアップしたロボコップがオムニ社に立ち向かう。

ロボコップシリーズ3作目。前作で失態を演じたオムニ社、さすがに社長は交代したようです。でもデルタ・シティへの夢は諦められないのね、リハッブ隊と呼ばれる治安部隊を導入して、強引に町を壊して立ち退きを強いる。そのためキャデラックス・ハイツに住む少女ニコは両親とはぐれてしまった。ニコの部屋にはロボコップのフィギュアや組み立て中?のED-209の模型があり、ロボコップファンでメカやロボットに興味がある様子が伺えます。今作の準主役とも言える女の子です。

ルイスにはもうすっかりマーフィで通るロボコップだけど、オムニ社の上の方は相変わらずロボット扱いしてますね。でも体は機械でも心は人間だもん、命令よりも仲間の危機の方を優先するよねー。心の中に一抹の哀しさを秘めながらも表には出さず、ルイスやニコたちのために、市民のために戦うロボコップの頼もしさはやっぱりいい。

ロボコップの今作のバトル相手はカネミツ商会が送り込んだ刺客アンドロイド。日本刀を武器にしてますが、日本刀をフェンシングのように手首でクルクル回すのは日本人から見たらやっぱり違和感ある…日本刀は日本刀らしく使って欲しいと思っちゃうけど、それは野暮な望みかな(^^;。そして我らがアイドル?ED-209くんにもやっと見せ場がまわってきたようで…あれを見せ場と言えるのなら、ですが。

これまで散々オムニ社に振り回されてきたロボコップ、オムニ社との決着は着くのか!?

<ネタバレ>

両親とはぐれたニコは市民反乱軍に身を寄せる。得意のハッキングでED-209を鮮やかに操った腕前はお見事! おかげでED-209もやっとまとも?な活躍が出来ましたねっ。ロボコップは町で見かけたニコが心に引っかかる。ニコもロボコップを助ける。ニコの両親の行方を知ってしまったロボコップが優しくニコの心を包むシーンが温かい。しかしルイスとの約束を果たすためにロボコップが留守にした間に裏切り者がリハッブ隊を手引きしたのだった。

今作のロボコップのメンテ担当はラザラス博士。彼女もルイスと同じくロボコップは人間(マーフィ)だと思っている。だからオムニ社よりロボコップを選んだ。ロボコップの飛行パーツを作ったのもラザラス博士だったんですね。彼女とニコが協力して放送ジャックし市民反乱軍の声を流すのは気持ちよかった。オムニ社にはデトロイトの皆さんもうんざりしてる様子で、ニュースキャスターが嘘の原稿を読むのをやめて放送中に立ち去るのもいい気分。そしてついに市警の皆もバッジを捨てて市民のためにオムニ社と戦うように。

空になったアジトに戻ってきたロボコップを待ち構えていたのがカネミツの刺客。相打ちみたいになるも、ラザラスの放送で動き出したロボコップが飛行パーツに気付き、劣勢の市民反乱軍の前にここぞっ!のタイミングで空から颯爽と現れたのに素直にかっけー!と喜んだ私はミーハーです(笑。飛べるのすごいよ、ロボコップ、無敵感が増す。しかしカネミツの刺客、3人もいたんかい…。オムニ社に乗り込んだロボコップとラストバトルになるも、2人目の割れ顔(笑)と、割とあっさりニコにハックされちゃうところがご愛敬、でした。

市民の勝ちで街と市民を守り切ったロボコップ。カネミツのお辞儀は「参りました」という意味だったのだろうか…。オムニ社長もカネミツにクビにされたし、ロボコップとしての決着はついたようです。これからは私もマーフィと呼ばせてね。