ゴーストバスターズ(2016年)

2016年
時間 116分
監督 ポール・フェイグ

昔友人アビーと共著したゴースト本のせいでコロンビア大学をクビになったエリンは、アビーとアビーの共同研究者ホルツマンと共に超常現象研究所を設立する。エリンたちがゴーストを捕獲してゴーストの存在を立証しようとする一方で、意図的にゴーストを復活させ世界を混乱に陥れようと企む男がいた。混乱するNYを救うためゴーストバスターズとなってゴーストたちに立ち向かうエリンたちだが…。

1984年の「ゴーストバスターズ」を女性バージョンにしてリブートした作品。リブートなので基本は1984年版に概ね習ってます。役者にはコメディエンヌを配してコメディな作風を継承。まず3人の女性科学者が超常研究所を立ち上げ、そこへ4人目パティが参加して計4人になる流れも同じ。受付も女性から男性へ。これがなんとアベンジャーズのソー役のクリス・ヘムズワースがおバカマッチョを演じてくれて、これは必見(笑。お馴染みの音楽も少しアレンジされてはいたけど聴けて嬉しい。

キャラ作りは皆さん本業がコメディなだけあってよく出来てたと思う。元気でパワフルな女性が活躍するのは気持ちいいです。これはこれでもう1つのゴーストバスターズとして楽しめますね。旧作のオマージュもあちこちにあります。ゴーストの描写は旧作に似せてあって、2016年の映画にしては少し物足りなく感じるところもありましたが、コメディなのでそこはイメージの踏襲の方が大事かも。

ただクライマックスはちょっとオマージュし過ぎだったかな。アレを持ってきても1作目ほどの意外性はないから(1作目のアレは実質一発ネタみたいなものだったし)、もっと違うアイデアでもよかったと思う。捕獲装置がお馴染みのものだけでなく色々なバリエーションや武器があったのは、アクションの幅を広げてくれたのでそこは楽しめたです。

<ネタバレ>

ホテルのボイラー担当の男ローワンは幽霊が見える体質で、子どもの頃からそれで苦しんできた。自分を認めない社会に復讐するために、レイライン(古代の遺跡が並ぶ直線)が交差するパワースポットでゴースト発生誘導装置を作る。冒頭のオルドリッジ邸のゴーストも地下鉄のゴーストもローワンの仕業だった。ゴーストバスターズに見つかり自殺するが、実はゴーストになるのがローワンの目的だった。おバカマッチョの受付男ケヴィンに乗り移って作戦開始するが、おバカの体だと乗り移った側もおバカになるらしく(笑、ケヴィンの体を捨ててゴーストバスターズのロゴマークのお化けの姿を借りる。

これはマシュマロマンに相当するものとして出したのでしょうが(マシュマロマンもゲスト出演)、愛着のあるお馴染みのゴーストバスターズのロゴマークが醜悪な面構えに変化するのは、これはちょっと見たくなかったかな…との思いはありましたね…。変な迫力はあったけど。スライムも形だけのオマージュになっててスライムに込められた意味はなしになってました。でも多分、今作の柱はそこではなくて、エリンとアビーの友情だったのだろうな。

ラストではエリンたちも分かる人には分かってもらえるようになって、市から研究費の援助ももらえるようになり、新しい事務所でゴーストバスターズとして活躍が始まる…というところで大団円。今作には旧作に出演した人たちがカメオ出演してますが、エンドロールにシガニー・ウィーバーがホルツマンの師匠として登場するので、これは見ておけ(笑。ちなみに「ズール」の下りはオマージュか、そのネタで次作を…だったのかは分かりませんが、オマージュとしてだけでも十分楽しめたかな、私には。