バイオハザードV リトリビューション

2012年
時間 96分
監督 ポール・W・S・アンダーソン

前作ラストの襲撃で捕らえられたアリスが気付いたところはアンブレラの実験施設だった。謎の味方を得てアリスは施設からの脱出を試みる。施設の中は複数のステージに区切られ、ステージ毎に様々なアンデッドが襲ってくる。かつての仲間までもが敵に回る中でアリスは数あるステージをクリアして脱出口まで辿り着けるのか? そして謎の味方の正体とは!?

バイオハザード5作目。今回のステージはアンブレラの実験施設。東京、モスクワ、NYなどの都市を模した実験ステージが多数あり、脱出するにはそこを通らなければならない。元々ゲームの映画化ですが、今回は特にゲームっぽい展開になっています。出て来るアンデッドも最低でも強化タイプのようで、走るしパワーあるし人数多いと相手するの大変。しかもステージが進む度にパワーアップしてきて、これまで出てきたアンデッド&生物兵器総決算!みたいなところも。3作目に出てきた斧みたいなのを持った大きなやつとか、口が割れてヒトデみたいなの出すやつとかにも、またお目にかかれます。

しかも2作目で共闘したジルが敵のボスになって執拗にアリスたちを襲撃にかかる。なぜジルが?については4作目を見てれば見当は付くのですが、ジル強いからねえ、色々大変だよ…。ジルだけでなく、1作目からこれまでアリスに関わってきた人たちが色々な設定で再登場してくれるので、シリーズファンにはあの人をもう1回見られた!な楽しみ方もできます。個人的には冒頭のシーンが好き。もしアリスが平凡な一般市民だったらこんな暮らしが出来たのかも…と思えて。

そしてアリスを助けようとする謎の味方。アリス救出隊の中には前作のルーサーも。ルーサー以外はシリーズ初登場かな。ルーサーがいる時点で信用できるグループだと思えるのですが、彼らを実験施設に派遣したのは誰なのか。ステージクリアバトルが進む中でアンブレラの本意も見えてきます。

<ネタバレ>

冒頭でカルロスがアリスの夫になってたー。実は彼らはクローンだと後で分かるのですが、もしカルロスが死ななかったら…と妄想してみたのを実現してくれたようなところがあって個人的には好きな一幕。すぐアンデッドにやられちゃいますが、子どもは助かってよかった。クローンアリスの描写を冒頭に入れてくるのは3作目のオマージュかしら。

今作はアンデッドも登場キャラも総集編的なところがあって、懐かしの面々もクローンで出てきてくれます。カルロスもですが、1作目のレインも二役で登場。1人目は一般市民設定、2人目は特殊部隊設定で、最後まで絡んできてブラーガ寄生で超人化までして手こずらせてくれます。それにしてもアンブレラって色々なものを作ってるんだなあ。アリス計画(T-ウイルスを細胞レベルで取り込める人間を作る)もその1つだったんだろうな。

そしてアリス救出作戦の指揮をとっていたのはウェスカー…って生きていたんかーい! しかも敵だったのに味方に寝返ってるし! システムを一時ダウンさせてアリスの元に訪れたのはウェスカーの部下のエイダ。彼女もウェスカー共々アンブレラから脱し、生存者側になってました。どうもアンブレラはメインコンピュータのレッドクイーンに乗っ取られたようです?

アンブレラはバイオ兵器を各国に売りつけるあくどい商売をやってましたが、世界が崩壊したらアンブレラの顧客もいなくなるわけで、人類(顧客)滅亡はアンブレラの本意ではなかったはず。いくら新しいバイオ兵器を開発しても売る相手がいなければ意味ないので、アンブレラが何をしたいのかがずっと分からなかったのです。なのでレッドクイーンの暴走と言うことなら納得。レッドクイーンが人類を滅ぼそうとしているなら、そりゃウェスカーも離れるわ、人類に生き残ってもらわないと商売出来ないですもの(違?^^;。

ただ、それでも疑問は残る。T-ウイルス蔓延後もアイザックス博士は「アリス計画」の研究をしていたし、ウェスカーが離れるまではレッドクイーンも制御できていたことになるので、4作目のアルカディア号の実験はやっぱりアンブレラがやっていたことになる。まだ裏がある?

それはともかく、今はウェスカーも人類側ってことで(ホワイトハウスで大統領の椅子に座っているのには笑った)、レッドクイーンに対抗できる手段としてアリスを救出したと言うことね。アリスを再び超人化させレッドクイーンに立ち向かわせようとするウェスカーですが…。続きは次回6作目最終回で!

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