バイオハザードIII
年 | 2007年 |
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時間 | 94分 |
監督 | ラッセル・マルケイ |
前作から数年、ラクーンシティの感染封じ込めは失敗し、T-ウイルスは地球全体に広がり世界は荒廃した。1人で旅を続けるアリスはカラスに襲われる生存者集団と遭遇しカルロスと再会する。アリスが旅の途中で得た情報でアラスカを目指す生存者集団だが、アンブレラ社のアイザックス博士に見つかってしまう。アリスを捕らえたい博士が送り込んだのはより凶暴化させられたスーパーアンデッドだった。
バイオハザード3作目。ラクーンシティから漏れたT-ウイルスが世界中に広まり、ステージ3は全世界レベルに。とは言え、アリスの足取りを追って話は進んでいくので、舞台はソルトレークシティ(ユタ州)からラスベガス(ネバダ州)へと北米を中心に展開。しかし世界は荒廃し砂漠化状態なので、都会にはお目にかかれません。砂煙を上げながら汚れたトラックやバスが荒野を走って行くイメージです。
そして世界が荒廃しても世界中の地下にたくさん秘密基地を持ってるアンブレラ社…。北米支部の地下基地で研究に励むアイザックス博士がアリス計画とやらにご執心。冒頭でその一部が描かれます。基地内部に1作目の屋敷やコンピュータ室の一部を再現してエグいことやってるわ、博士…。そんな博士が逃げ出して行方不明になってたアリスを発見したら捕まえに行かないわけがない。かくしてスーパーアンデッド軍団が生存者集団を襲う!
生存者集団を率いるのがクレア。カルロスはこの集団に同行してましたが、前作のジルやアンジーがどうなったのかは不明。クレアたちはこの数年、人数を減らしながらも頑張って生き延びてきたので、今回も乗り切って欲しいところですが、果たして…?
前作のラスボスモンスターを上回るモンスターも出てきます。対するアリスも更なるパワーアップを果たしており、もはやゾンビを越えたバトルが繰り広げられる。表のアクションバトルだけでなく、水面下のアンブレラ社の動きも目を離せません。
<ネタバレ>
アリスがどんどん覚醒。岩は中に浮くわ、カラスは炎でやっつけるわ、もはや超能力者レベル。でもそのせいで居場所がアイザックス博士に探知されてしまうのですね。博士が衛星を通じてアリスの動きをコントロールしようとしていたけど、アリスに何か仕込まれてるのかなあ。その辺は今作ではまだ不明。
アイザックス博士はアリスのクローンを作って実験を繰り返していましたが、やっぱりオリジナルのアリスが使えるのならその方がいい。博士はアリスの血から血清を作って更なる生物兵器を作ろうとしている。博士が生存者集団に放ったのはアリスの血清でアンデッドを強化したスーパーアンデッド。こいつらはノロノロしてません。普通に、いや普通以上にアクションする。おかげで生存者集団は数人にまで減り、カルロスも噛まれてアリスたちのために花道を飾ることに。やっぱりそうなるか…。
カルロスのおかげで生存者たちはヘリでアラスカに向けて出発、アリスは単身アンブレラ社の北米基地に乗り込む。そこで待っていたのはスーパーアンデッドに噛まれて変異モンスター化したアイザックス博士だった。ネメシス計画とアリス計画を指揮し、前作では親玉位置だったアイザックス博士ですが、今作でモンスター化するようではまだ本当の親玉が上にいますね。
自分のクローンがいることを知ったアリスは大量のクローンアリスと共にアンブレラ社に宣戦布告。この続きはワクワクしちゃう。
ところで、暴走したアイザックス博士を切り捨てた親玉らしき人物がいた地下基地の上…。怪しげな漢字の看板に品川の文字、これってドコデスカー。