バイオハザードII アポカリプス
年 | 2004年 |
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時間 | 94分 |
監督 | アレクサンダー・ウィット |
ハイブで起きたウイルス感染はラクーンシティに広がり、アンブレラ社はシティを封鎖する。アリスは驚異的な戦闘力で感染者やリッカー(T-ウイルスで作られた生物兵器)を倒し、シティに取り残された生存者たちと共に脱出を目指す。だがそこへ現れたのはネメシス計画で生み出されたリッカーを上回る生物兵器だった。アリスは勝てるのか!?
バイオハザード2作目。ハイブの感染がシティに漏れて広がり、今作ではラクーンシティが舞台に。ステージ2と言うところでしょうかね。ラクーンシティはアンブレラ社の研究都市なので、いざという時に備えてシティ丸ごと封鎖出来るシステムを持っていたようです。ゲートを一カ所に絞り非感染者を避難させようとするが、感染者の増加スピードが早くて全面封鎖に踏み切り、シティごと始末することに。アリスたちはシティが消される前に脱出しなくっちゃ!なのです。
脱出に挑むメンバーはアリスの他にS.T.A.R.S.のジル・バレンタイン、ニュースキャスターのテリ、アシュフォード博士の娘アンジェラ(アンジー)、一般市民のロイド、特殊部隊のカルロスなど。アリスは元々特殊工作員なので前作でもキレのあるアクションをチラッと見せてくれてましたが、今作で本格的に大活躍!と言うか大覚醒!と言うか。胸のすくアクションを存分に見せてくれてかっこいい。
しかし感染者(アンデッド)はノロノロゾンビなのに(集団で食らいつくところは怖いけど)、感染犬は俊敏なのですね? 犬の方が適応力高いのかしら。T-ウイルスは死者も蘇らすようで、墓地も危険な場所に。
今作でも感染者と戦い生き延びようと奮戦する人たちをモニターで高見から監視する面々がいて、アンブレラ社何を企むぞ…な雰囲気も濃厚に漂っております。ゾンビも気になるけどアリスに絡む「謎」も気になってくるのです。
<ネタバレ>
T-ウイルスを開発したのはアシュフォード博士で、本来は娘の病気を治すためだった。細胞を再生するT-ウイルスでアンジーは歩けるようになる。定期的に抗ウイルス薬を投与することでゾンビにならずに生活できる。しかしアンブレラ社はT-ウイルスを生物兵器を作るために悪用したのですね。前作のラストでアンブレラ社に捕まったアリスとマット(リサの兄)はT-ウイルスの実験台にされてしまい、アリスはウイルスを細胞レベルで取り込み変異せずに超人的な体力を得ることになったが、マットは変異してネメシスになってしまった。アリスが対決させられた相手は変わり果てたマットだった。
これ、前作を見てればマットがどうなったか容易に想像がつくので、見てる者にはあのモンスターはマットだとすぐ分かる。アンブレラ社、酷いなあ。生物兵器にされたマットは最初はアンブレラ社の命令通り動いていたけど、最後は相手がアリスだと分かったのか、アンブレラ社の輩をやっつけてアリスたちが逃げるのを助けてくれます。マットくん、成仏して下さい…。
アリスたちはヘリで逃げ出すも墜落してしまい、アリスはまたアンブレラ社に回収される。墜落事故後、姿をくらましていたジルたちがアリスを奪還しに来ますが、これもアンブレラ社にとっては想定内みたいな雰囲気を匂わせて終わる。アリスも何かの実験にされてるようなのですが、今作では「アリス計画」なるものが何なのかまではまだ分からないのね…。
そしてテリが命をかけて撮った記録ももみ消すアンブレラ社。これも酷い。アンブレラ社の悪役ぶりがこれでもかと見せられるけど、これからどうなっていくのか大いに気になります。