ミッション:インポッシブル / フォールアウト

2018年
時間 147分
監督 クリストファー・マッカリー

「ローグ・ネイション」でレーンが逮捕されてから2年、シンジケートの残党はテロ集団アポストルとなってテロ活動を続けていた。アポストルに奪われたプルトニウムを回収するため、イーサンはジョン・ラークなる人物が武器仲買人ホワイト・ウィドウと取引する情報を得て、ラークに成りすましてホワイト・ウィドウと交渉を図る。だがホワイト・ウィドウがプルトニウムの代金として要求したのはレーンの身柄だった。

今作はそのまんま前作「ローグ・ネイション」の続編になってます。状況設定や登場人物も引き継いでいるので、前作は見ておいたほうがいいです。イーサンの奥さんの話も出て来るので、3作目の「M:i:III」、4作目の「ゴースト・プロトコル」も見ておけば奥さんとの状況がより理解しやすくなると思います。

「ローグ・ネイション」からの続投キャラはイーサンの他にベンジー、ルーサー、ハンリー長官、それとイルサも。女性キャラで2作続いて出演は(奥さん以外では)イルサが初めてでは。なお、ブラントは中の人の都合で今回は不参加。残念。敵方面ではレーンが前作から引き続き出演です。新顔はCIAから派遣されてメンバーに加わったウォルター。舞台はドイツ、パリ、ロンドン、そして中国・パキスタン・インドの境界にあるカシミール地方等、どこも景観豊かにかけ巡ってくれます。

今作も命がけのアクションがいっぱい。スカイダイビング、パリの縦横無尽カーチェイス、ビルからビルへ大ジャンプ、ヘリコプターアクションから大峡谷の崖っぷちアクションに至ってはもうやめてあげて!と叫びたくなるレベル。見る方もセットやCGではなくて役者が体を張ってやってるんだと知ってるから怖さも倍増し。さすがに今作ではもう定番の高い所から飛び降り床スレスレはなかったですが、いやもしかしてスカイダイビングがそのオマージュだったのか?

前作もだけど話の方はかなり複雑で、ボーッと見ていたらよく分からなくなってしまいそうです。しかしどのシーンも面白いので、話が分からなくても見られてしまうのがM:Iシリーズですかね。

<ネタバレ>

アポストルの雇い主とされる謎の人物ジョン・ラーク。パリのパーティ会場のトイレで格闘した相手はラークではなく、身代わりの手下だった。実はラークの正体はウォルターでした。ウォルターがパリでCIA長官に話していた「イーサンをラークと思わせるための説明」がそのままウォルター自身に当てはまるのではと思われます。

それと今回のプルトニウム争奪戦はレーンがイーサンに向けて仕組んだ復讐劇でもあったようです。レーンはウォルターと組んでイーサンをラークに仕立て上げてラークの罪を被せようとし、更に核爆発を起こす場所(カシミール)に天然痘を撒いてイーサンの奥さんが医療スタッフとして来るように仕向け、イーサンを何重にも苦しませようとしていたようです。

ラークがアポストルの雇い主なら、アポストルがプルトニウムを入手した時点でさっさと核兵器を使えば済むことなのに、わざわざホワイト・ウィドウから買うなどという回りくどいことをやってみせたのは、イーサンをラークに仕立てるため&イーサンにレーンを奪還させるためですね? なお、ホワイト・ウィドウが持っていたプルトニウムは手付けとして渡した1個だけだったと思われます。残り2個はアポストルが保管していてラークの命令を待っていた、というところでしょうか。

*余談ですが、状況から考えるとラークとアポストルは最初からプルトニウムを渡すつもりはなく、レーンを奪還できた時点でホワイト・ウィドウとの取引は踏み倒す予定だったと思われます(実際そうなってるし)。

前作で自由になったはずのイルサはまだMI6と切れてなかったようで、前半はかき回し役に。今作でやっと本当にMI6から解放されたようです。凄腕エージェントなのでイーサンの仲間には適役と思うけど、これからどうなるのかな。

イーサンの大アクションで起爆は回避できてレーンとラークの企みは阻止できたのだけど、今作で奥さん(既に元奥さんかな)とイーサンの関係に一区切りついたのはよかった。3作目でジュリアと結婚したものの危険な目に遭わせてしまい、4作目では別々に暮らすようになっていた。その後奥さんとはどうなったのか不明なままだったけど、結局別れたみたいで、今は医療スタッフの医師がジュリアの夫になってました。イーサンはこれまでの全てをジュリアに詫び、ジュリアはイーサンと出会ったからこそ今の自分になれたと話す。それぞれの居るべき場所を確かめ合えたイーサンとジュリア。これでイーサンもエージェント業に専念できそうですね。

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