ミッション:インポッシブル

1996年
時間 110分
監督 ブライアン・デ・パルマ

イーサン・ハントは諜報組織IMFのエージェント。彼のチームはジムが受けた指令に従ってミッションを開始する。だがミッションは失敗、イーサンは裏切り者の疑いをかけられる。汚名を晴らすためイーサンは新たな仲間を募ってCIA本部に潜入するのだった。イーサンを罠にかけ武器証人と取引していた本当の裏切り者は誰なのか? 予想しない展開の連続で先の読めないスパイ大作戦が始まる!

予告編か何かで見た白い部屋の中でトム・クルーズ(イーサン)が宙吊りになっているシーンがとても印象強くて、これは是非見なければと思った作品。テレビドラマの「スパイ大作戦」の映画化作品です。テレビは知らなくてもタイトルは聞いたことあるという人は多いだろう、音楽を聴けば「ああ、あれ!」とすぐ分かるほどテーマ曲も有名だし。テープで指令が伝えられ「このテープは自動的に消滅する」というのもあちこちでネタやパロディに使われていたので、元ネタを知らなくてもこの部分は何かで見たことあるという人も多いのでは。

今作でも「このテープは自動的に消滅…」の下りは健在。時代に合わせたアップデートは行われてますが、1996年なのでデータの記録はMOディスク。懐かしい、私も使ってたわ…。これでも最先端だったのよ、当時は…。いや、MOを知らない人には逆に「新しい何か?」に見えるかも…? メガネに仕込まれたカメラは今でも通用する先見性あるアイテムだったと思う。

スパイものは敵かと思った人が味方、味方かと思った人が敵!が定番なので、ネタバレなしでは感想の書きにくい作品。しかしミッションとアクションは映画ならではの迫力で、難しいことは考えなくてもそれだけでも楽しめます。イーサンが疑われる原因となった最初のミッションで「いつもこんな風にして動いているんだな」というのを見せ、次のミッションでは「いつも」からスケールアップした舞台とアクションを見せてくれる。この作品のための設定かと思うほど(そうなんだろうけど)特別しつらえ高セキュリテイCIA本部の攻略、吊り下げられて床スレスレで床に触れずに危機一髪!はこのシリーズの定番になった感がありますね。高速列車アクションも見どころ。TGVというのはヨーロッパの高速鉄道なのですね。

<ネタバレ>

最初のミッションは実は内部の裏切り者をあぶり出すためのものだった。CIA本部はただ1人生き残ったイーサンに裏切り者の疑いをかける。だがチームの1人、クレアも難を逃れて生きていた。クレアを疑いつつも決め手もなく、イーサンはクレアと組んで自分を陥れた本当の裏切り者を見つけるための作戦を立てる。それが2つ目のミッション。マックスと呼ばれる裏切り者の取引相手に話を持ちかけ、新たに2人を仲間に加え4人で例の白い部屋(CIA本部)に侵入、入手した情報を餌に裏切り者を探し出す。

ということで、裏切り者はジムでした。死んだと思われたジムが現れて裏切り者に襲われたところを逃げ延びたと説明するけど、この時点でイーサンは既に気がついてたようですね。ジムの言うこととイーサンが想像してることが違うもの。クレアもやっぱりジムとグルでした。ジムに変装したイーサンに本音を言うクレアのシーンはけっこう衝撃だけど、クレアを容赦なく切り捨てるジムを見ると何とも言えない気持ちになる…。

クレアが仲間にしたクリーガーもジム側の人間だったけど、イーサンが信用していたのはルーサーだけだったようなのでこれも気付いてたみたいね。ルーサーは元エージェントで、今回の功績でまたエージェントに戻ることが出来たようです。イーサンは自分はもう抜けるみたいなことを言ってたけど、ラストの飛行機の中で指令っぽいものが届いたふうなので、続けるのか?と思わせてエンド。実際続いてますけどね(笑。