コクーン2 / 遥かなる地球

1988年
時間 116分
監督 ダニエル・ペトリー

前作から5年、アンタレス星人が海に残した仲間を引き上げるために再び地球を訪れ、ベンたちも一緒に一時里帰りしてきた。ベンたちは成長した孫と会ったり、ホームに残ったバーニーと再開したりして過ごす。だが、コクーン(繭)の1つが海洋学研究所に見つかって引き上げられてしまう。捕らわれたアンタレス星人は無事救出できるのか、そして地球の仲間と過ごしたベンたちの決断とは──。

「コクーン」の続編です。これは映画館では見ていなくて(続編があったことも知らなかった)、NHKBSで流してくれて初めて鑑賞できた次第。アンタレス星人が再び仲間を引き上げに来るのですが、今回の猶予は4日間。ベンたちにとっては4日間だけの里帰りです。なお里帰りしたのはベン・アート・ジョーの3カップル6人で、他の人たちはアンタレス星に留まっているもよう。

前回アンタレス人にクルーザーを貸したジャックも再登場。今回も彼らに協力してコクーンを引き上げるのを手伝います。ジャックはアンタレス人の女性・キティに好意を持ってるのですが、ジャックとキティの仲は進展するのかどうか!? 食事に誘うもアンタレス人には地球の食物は体に合わなかったようですが、その顛末は…(笑。

ベンたちが里帰りしたのは残してきたバーニーのことが気になっていたからですね。バーニーを励まそうと色々画策するベンたちですが、相変わらず頑固なバーニーにその気持ちは届くのか。それだけではない、5年ぶりの家族との触れあいや思いがけない出来事など、4日間の里帰りはベンたちにも様々な思いをもたらすことになります。

それにコクーンの拉致事件が絡み、海洋学研究所に引き上げられたアンタレス人と研究所員との交流も描かれるのですが、救出作戦がけっこうのんびりしていて(一刻も早く助け出さないと死んじゃうのでは!?と見てる側が逆に焦っちゃう)、老人たちのドラマとの絡ませ方がちょっとバランス悪かった気も。最期まで見ると研究所内の様子も必要な描写だったと分かるのですが、その辺はもう少し上手く構成できてたらよかったなと思いました。

<ネタバレ>

前作で亡き妻への思いから地球に残ったバーニーだけど、やっぱり1人の老後は寂しいよね。ベンたちのバーニーへの励ましもなかなか功を奏しなかったけど、最後にはちゃんと届いていたようです。アート夫妻は妊娠が発覚し驚きと喜びに戸惑う。しかしアンタレスでは止まっていた老化も病気も地球では再び現実のこととなる。白血病を再発したジョーは交通事故にあった妻に残りの命を注いで息絶える。その結果、ジョーの妻はアンタレスには戻らず地球に残ることを選択。これはバーニーの選択と同じですね。

ベンは孫の成長を見守りたいと言う妻の願いを聞き入れて地球に残ることにします。アート夫妻も悩みますが、老齢出産になることを考えて子どもが無事に産まれるようアンタレスへ戻る選択を。私には地球へ残るのもアンタレスに戻るのもどちらも正解だと思える。ジョーの妻の選択も残り続けるバーニーの選択も。永遠か限られた命かなんてどっちでも関係ない、大切なのは愛する人と同じ地にいることだから。歳とれば人生に色々なことが積み重なってきますが、その都度道を選んでいけばいいと思う。大切なことさえ見失わなければいいのだから。

さて、中途半端に挿入された感のあった海洋学研究所の女性研究員と捕獲されたアンタレス人の交流ですが、その女性研究員がジャックの未来の奥さんになるというオチでした。彼女がジャックと会うのは物語のラストですが、その前にアンタレス人を助けにきたベンたちを見逃しているんですね。彼女は宇宙人を軍に引き渡すより"友人"に返す方を選んだ。キティがジャックに見せた"予知夢"は、仲間を見逃してくれた彼女をャックに引き合わせてあげようとの思いだったのかも。

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