アナと雪の女王2

2019年
時間 103分
監督 クリス・バック
ジェニファー・リー

全作から3年後のアレンデール王国。アナとエルサは幸せな日々を送っていたが、ある日エルサにしか聞こえない謎の歌声が流れてくる。その歌声にエルサが反応したことで古代の精霊たちが目覚め、アレンデールが危機に。歌声の謎を解くためエルサ、アナ、クリストフ、オラフらは北へ向かう。そこには霧に包まれた魔法の森があり、父に聞かされた昔話が本当だったと分かる。精霊を鎮めるために過去の真実を探すエルサたちだが、それはエルサの魔法の力と関係することだった!?

「アナと雪の女王2」見て来ました。良かったです! 前作の続きなので、登場人物や背景設定などは前作で知っておく必要あり。今作のポイントはエルサの魔法の秘密ですね。何故エルサにだけ雪と氷の魔法の力があるのか? その謎を解く鍵はアレンデールの過去にある。霧に閉ざされて誰も入ることが出来なかった魔法の森にその真実が隠されていたと言う…?

全作から3年後と言うことで、エルサの女王ぶりも板についてきたようだし、アナも少しは落ち着きがで…でたのかな(^^;、少なくともクリストフが結婚を申し込もうとするくらいには!? エルサの魔法シーンは相変わらず素晴らしい。魔法が使えるのはエルサだけなので、VS精霊バトルはエルサが1人ヒーロー状態ですが、アナも今自分に出来ることを頑張る。アナも体力と根性は超人に負けてませんでしたねー。

基本は謎の歌声がきっかけで始まる冒険行ですが、冒険を通してエルサとアナが何を得たかもポイント。前作にはいなかった敵対民族ノーサルドラの登場や、伝説の川アートハランの設定にはやや後付け感もありましたが、エルサの魔法アクションを存分に見られたのでよしとします。風・火・土・水の4つの精霊の描写もCGアニメにはよく合っててよし。水の精霊を乗りこなすエルサはかっこよかったぞ! 地の精霊アースジャイアントを見てホルスの岩男を連想するのは歳が知れますね(笑。

<ネタバレ>
父に聞かされた昔話では先王がノーサルドラのためにダムを造ったにも関わらず和平の祝いの場で何故か戦いが始まって、皆魔法の森の霧に閉じ込められ、当時少年だった父だけが助かりアレンデールに戻ることが出来たという話だった。だが伝説の川アートハランで水の記憶からエルサたちの祖父ルナード王がノーサルドラを裏切り先に攻撃を仕掛けたことが分かった。ダムは平和のためではなくノーサルドラを支配するためのものだったのだ。それで精霊の怒りを買ったという次第。なお、エルサだけに聞こえていた謎の歌声の正体はアートハランに記憶されたイドゥナの声。母の"記憶"がエルサを呼んでいたのですね。

エルサから過去の真実の情報を送られたアナは全ての根源であるダムの破壊を決意。魔法の森に閉じ込められていたアレンデールの兵士たちもアナに協力。アースジャイアントを上手く扇動してダムを破壊、精霊の怒りを鎮める。アートハランの奥深くで凍り付いてしまったエルサも助かり、魔法の力でダムの決壊で生じた洪水からアレンデールを守る。

エルサたちの母イドゥナ王妃は実はノーサルドラ人で、父を助けた人だった。エルサはイドゥナが敵国の王子を助けた褒美として魔法の力を授かって生まれた「第5の精霊」だったのだ。そしてやっとエルサは自分の本当の居場所を見つける。ノーサルドラこそエルサが自分でいられる場所。ダム破壊を指揮したアナを見てエルサにも分かる。アレンデールを治めるべき人物は誰かが。アナはクリストフの求婚を承諾し、アレンデールの新しい女王になる。エルサとアナの絆がノーサルドラとアレンデールの平和をつなぐだろう。

これはエルサとアナがそれぞれに自分が自分である場所を見つけるお話でした。子どもは成長します。いつまでも子どもではいられません。自分が自分でいられる場所を見つけて旅立つ。エルサはアレンデールからノーサルドラへ。アナも国を治める大人へ。でも培った絆が離れることはない。変わらないものもあるから。この収まり具合がとても気持ちよく腑に落ちて、心からよかったなと思えました。だから少々の強引設定は許すのです。個人的に「水に記憶がある」という設定は面白くてお気に入り。そのおかげでオラフも元に戻れたしね。

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