ハムナプトラ3 / 呪われた皇帝の秘宝

2008年
時間 112分
監督 ロブ・コーエン

古代中国、皇帝に恋人を殺された女妖術師は皇帝と皇帝の軍団に呪いをかける。2000年後の1946年、リックとエヴリンの息子アレックスは中国で皇帝のミイラを発掘。ロンドンにいたリックたちは"不死の泉"へ導くとの伝説を持つダイヤ「シャングリラの眼」を上海博物館へ届けに来るが、皇帝の復活を目論むヤン将軍にダイヤを奪われてしまう。アレックスと合流したリックたちは蘇った皇帝とヤン将軍の野望を阻止するために彼らを追うことになる。

テレビでチラチラと見た程度だったので、CSで流してくれた機会に最初から鑑賞。ハムナプトラ3作目で前作から11年後という設定で、アレックスも大きくなりました。それはいいんですが、エヴリンの役者が交代してちょっと(かなり)イメージが変わっちゃってます(汗。脇役ならともかく、シリーズもので主人公の役者を変えちゃ駄目でしょー(私にはエヴリンが主人公)。そのせいかエヴリンのお仕事も作家に変わっており(女エジプト学者というところが良かったのに…)、主役もリックに渡してしまった感じでちょっと残念。

今作は中国とヒマラヤ(シャングリラ)が舞台のため、邦題が浮くという事態も(ハムナプトラはエジプトの死者の都)。原題は一貫して「THE MUMMY(ミイラ)」なので、どこが舞台でも敵がミイラであれば成立するのでいいのですが。てことで、今回の敵は中国皇帝のミイラ。蘇ったミイラと戦うという1作目と同じパターンですが、皇帝の部下が兵馬俑になってるので、兵馬俑が動くのを見られる!という面白さはあります。

エヴリンの兄は同じ役者で続投。コミカルさは少しダウンしたかな?と思うものの、上海で営業してるバーの名前が「イムホテップ」には笑った。今回も巻き込まれて妹一家の冒険にラストバトルまで付き合うことになります。

CGは2008年公開作とあってさすがのレベルに。全身CGのお方もスコーピオン・キングの時のような違和感はありません。動く兵馬俑軍団は見どころだし、ヒマラヤの雪崩シーンも壮大。アクションもキレよく、楽しませてくれます。その点では十分エンターテイメント。

<ネタバレ>
皇帝、怪獣化! 不死の泉で不死化したら何故怪獣になるのかは分かりませんが、変身能力も身に着けて三つ首ドラゴンから巨大獣と自在に変化し周りを蹴散らします。そこまで力を得ながら、リックの挑発に乗って人間に戻ってラストバトルに臨むからさあ…(ご愁傷様)。怪獣と言えば雪男も出てきましたね。こちらは味方で、リンの母(皇帝に呪いをかけた妖術師)を助けてくれたご縁らしい。

今作ではアクションを追うだけではなく、リックとアレックスの父子仲直りや、アレックスとリンのロマンスも入れ込んできました。ただそのせいか、コミカル面が大人しくなった感じで、お笑い面では前2作ほどのパワーはなかったかな…(ドミノ倒しはなし!?)。コメディセンスがインディシリーズとの差別化になってた感はあるので、役者の違うインディ・ジョーンズみたいになっちゃったのは惜しかったです。

サラッとだけど、リンが不老不死への答を示したのは良かった。共白髪と言う言葉もあるけど、好きな人が出来たら不老不死は辛くなりますよね。相手と同じ時間を生きるのが幸せだと思います、やっぱり。