ハムナプトラ / 失われた砂漠の都

1999年
時間 124分
監督 スティーブン・ソマーズ

紀元前のエジプトで大司祭イムホテップは王の愛人アナクスナムンと禁断の恋に落ち、死者の都ハムナプトラで極刑にされた。3000年後の1926年、エジプト学者のエヴリンは兄と探検家のオコーネルと共にハムナプトラを訪れ、「死者の書」でイムホテップを蘇らせてしまう。イムホテップが復活すると10の災いが起きると言われており、エジプトが危機に。エヴリンとオコーネルたちはイムホテップを再び封じることが出来るのか!?

BD所有。原題が「THE MUMMY」で、ミイラ男映画のリメイクらしい。3000年前のミイラが蘇って対決というシンプルで分かりやすいストーリーですが、アドベンチャー色が強くてホラーというよりはエジプトを舞台にした冒険活劇ロマンスという趣き。インディ・ジョーンズに似た雰囲気だなと思ったら、制作陣もその方向を目指していたらしい。コミカル要素も多くて、笑って冒険を楽しめる面白いエンターテイメントに仕上がっています。

主人公はリック・オコーネルということになっていますが、女の私から見るとエヴリンが主人公に見える。そもそもはエヴリンが学会に認められたくて「アムン・ラーの書」を探したことが発端だし、彼女がオコーネルを死刑から救ってハムナプトラへの案内役にしたことで冒険もスタートしたのだから。しかもオコーネルのグループでは古代エジプトの知識も文字解読もエヴリンしか分からないので、学者とヒロインと物語の牽引役まで1人でこなしてそりゃもう大忙し。

しかも個性豊かなキャラが多いおかげで1本調子にはならず、テンポもノリも突っ込みタイミングもよくて飽きません。エヴリンの兄もいいキャラしてるし、裏切りを繰り返すベニーの子悪党ぶり、やられ要員?のアメリカ兄ちゃんたちのグループ、それに古代からハムナプトラを見守っていた集団も絡み、脇を固める役者の揃い具合もばっちりです。

CGも頑張っていて、砂の巨大顔とか、大量スカラベとか(昆虫苦手な方ご注意)、見応えあります。忘れちゃいけない、イムホテップのミイラ復活ぶりも期待通りのご活躍。イムホテップの部下たちも復活して襲いかかってくれますので(てかミイラというよりもうゾンビですが)スケール感も十分。

<ネタバレ>
ネタバレがあるような話ではないので、気に入ったシーンなどを。

エヴリンが図書館で本棚をドミノ倒しするところはいつ見ても笑う。
ハムナプトラと言えばスカラベ。スカラベが皮膚の下をモリモリ移動するところはいつ見ても戦慄。
お兄ちゃんのイムホ~テーップ~イムホ~テーップ~(笑。
最初は敵かと思ったアーデスがイムホテップを倒すためにオコーネルたちと共闘するようになり、いつの間にかクール担当になるところ。最後、生きてたのか!と私もびっくりしましたわ~。

こういう作品は何も考えずにドキドキワクワク楽しめるのがいいのです。馬鹿馬鹿しさこそが最高。