スパイダーマン:スパイダーバース

2018年
時間 117分
監督 ボブ・ペルシケッティ

ブルックリンの名門高校に通うマイルスは叔父アーロンと壁に絵を描いていた時クモに噛まれ特殊能力を得る。その頃世間ではスパイダーマンがキングピンの実験を阻止するために戦っており、マイルスはスパイダーマンから実験装置を止める鍵を預かる。スパイダーマンは倒されるも、異次元の扉を開く装置から平行世界のスパイダーマンたちが次々と現れた!? マイルスは平行世界のスパイダーマンたちと一緒に戦おうとするが…。

アニメのスパイダーマン。アメコミがそのまま動いてる感じで、ディズニーのアニメとはまた違う雰囲気だけど、これは好みの画風だな。スパイダーマンのコミックでは色々な世界が展開し、色々なスパイダーマンがいるようです。本作はピーター・パーカーのスパイダーマンが倒され、マイルスがスパイダーマンを引き継ぐ世界。ここでは悪の親玉キングピンが異次元の扉を開こうとしていた。そのせいで複数の世界から複数のスパイダーマンが呼び込まれることに。

ところで、予告でマイルスが担いでいたのはピーター・パーカーではなく、ピーター・B・パーカーだったのね(^^;。彼は異次元から来たスパイダーマンの1人で、中年になったピーターでした。彼の人生には色々あったようでお腹も出ていたけど、スパイダーマンとしてのキャリアと実績はある。そこはおじさんでも新米スパイダーマンのマイルスとは違う。彼に教えを請うマイルスですが…。

スパイダーマンがたくさん出てくるので整理しておきます。

マイルス・モラレス:主人公。今作の2代目スパイダーマン。
ピーター・パーカー:今作では初代スパイダーマン。マイルスに後継を託す。
ピーター・B・パーカー:平行世界から来たスパイダーマン。黄昏れた中年。
グウェン・ステイシー:平行世界から来たスパイダーマン。2週間前に来てマイルスの学校に転入。
ペニー・パーカー:平行世界から来たスパイダーマン。日系女子。
ピーター・パーカー(ノワール):平行世界から来たスパイダーマン。白黒。
ピーター・ポーカー:平行世界から来たスパイダーマン。子豚。

スパイダーマンがいっぱい!というだけでも面白いのに、マイルスの成長物語も絡めて、見ている人にもエールを送ってくれる作品。アニメの動きもキビキビして見応えあって元気が出ます。

<ネタバレ>

平行世界のスパイダーマンたちは元の世界に戻らないと体が壊れてしまう。しかしキングピンの装置が再び始動したらマイルスの世界が壊れる。平行世界のスパイダーマンたちもマイルスの世界も救うには、誰かがマイルスの世界に残り皆が戻った後で装置を破壊する必要がある。その役はマイルスに…と言いたいところだが、マイルスは自分の力もコントロール出来なくて、スパイダーマンをやるにはまだまだ未熟で…。

マイルスが殻を破るには父親からのプレッシャーを乗り越える必要があった。父との関係、叔父との関係、大切だよね。そこを通って自分の道を見つけ出したマイルスはようやくその先へ。残る覚悟を決めていたピーターBを元の世界へ戻すラストバトルは燃えるしかないっ。

みんな何かを乗り越えて成長していく。ラストの父子のやり取りにマイルスの成長を感じてじんとしました。元の世界に戻ってMJを訪ねるピーターBが嬉しかった。中年になってもやり直しは出来るよね。歳とっても生きてる限りそれはきっと誰にでも。エンドロールにおまけあります。