コンタクト

1997年
時間 153分
監督 ロバート・ゼメキス

子どもの時親を亡くしたエリーの夢は異星人とコンタクトを取ること。しかしSETI(地球外知的生命体探査)プロジェクトは資金難で研究続行の危機に陥る。だがエリーはなんとか民間企業をスポンサーに取り付け、探査チームは独自に研究を続けていた。そんなある日、ついに琴座ヴェガからの通信音を受信する。そこには明らかに知的生命体からと思われる何かのデータが入っていた。解読を試みた結果エリーたちの前に現れたものとは…。

初鑑賞は映画館だったのかテレビだったのかは覚えていませんが(パンフレットがないのでテレビかビデオかな)、その割にはけっこう何回も見たことある映画。スカパーに入ってからも数回は見てる気がします。今回、ザ・シネマで録画したのであらためて最初からちゃんと見直しました。

地球の外にも知的生命体はいると期待してコンタクトを試みる女性の話。真面目系のSFです。通信を受信する様子も解析も解読も、荒唐無稽ではなくてリアルの範疇で行われるので、本当にそんなことがあるかも…という気持ちにさせてくれます。ついでに、予算がつかなくて研究が危機に…というところもリアルなら、偉い学者が成果の出ない研究を認めようとしないところもリアル、その学者が本当に通信を受信したらコロッと態度を変えて、エリーの研究を横取りするずっこさもリアル!?

ヴェガからの通信が世界に明らかになることで起きる社会的な問題にも触れてます。ここで科学と宗教の問題も取り上げられますが、この辺は日本人にはちょっと分かりにくいかも。あちらの宗教観と違って日本人の宗教観は科学と対立しないですからね…だから予備の場所が日○というわけでもないだろうけど、確かにここならああいう邪魔は入らない気はする。

ということで、途中には色々あっても、本作のクライマックスはやっぱり異星人とのコンタクトなのです。

<ネタバレ>
異星人から送られたデータはヴェガへの移動装置の設計図だった。ただし1人乗り。エリーも有力候補になるが、神を信じないことで落選し、ドラムリン博士が搭乗することに。しかし科学を敵視する過激な宗教家の自爆テロで装置は破壊され、ドラムリンも犠牲に。しかしエリーのスポンサーでもあったハデン財団が密かに日本の北海道に2号機を建設しており、エリーは2号機でヴェガへ出発することになる。移動装置は造形も動きも面白くて、これだけでも十分に見どころです。

正直に言うと、初めて見た時は異星人との邂逅シーンにはちょっとがっかりしたのを覚えています。宇宙や異星人の映画が盛んに作られていた頃だったから、今まで以上に見たことない凄い宇宙人に出会えると期待していたんですね。それが浜辺でパパですから。今なら奇妙なデザインの宇宙人を出して陳腐になるよりはずっとよかったと思えますけど。異星人は地球のテレビ放送を受信して返信してきたのだった。異星人が伝えたのは知的生命は地球人だけじゃないということ。ヴェガにもいますよ、あなた方は宇宙で孤独な存在ではないですよ、と。それを知らせるための移動装置だったのです。私も地球人だけでは宇宙(スペース)がもったいない派ですが、カール・セーガンらしいメッセージではあります。

しかしエリーが過ごした18時間は地球では一瞬のことで、地球側から見たら装置が上から下へ落ちただけにしか見えず、実験は失敗と思われてしまった。エリーは記録に何も残っていなかったことで本当にヴェガに行ったのかと責められますが、「映像は映ってないがノイズは18時間分録画されていた」というオチは秀逸。そこがヴェガだったかどうかは証明できなくても、エリーが18時間どこかの時空で過ごした証拠にはなってますからね。お見事!

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