ザ・コア

2003年
時間 135分
監督 ジョン・アミエル

人々の突然死、鳥の異常行動、スペースシャトルの異常、都市部でオーロラ発生等、世界各地で異常現象が頻発。地球の電磁場が壊れたためでこのままでは1年で人類は死滅する。電磁場を元に戻すために地球のコアへ行く計画が立てられた。ジョシュア・キース博士を初めとする専門チームが組まれ、特殊な地底車両で地下3200キロを目指す。地球の磁場は戻るのか、人類は救われるのか──?

CSで鑑賞。人類滅亡系ディザスターパニックものになるかと思いますが、ディザスター描写もあるものの、話の中心は地下へ潜ったキーズ博士らのミッションになります。とはいえ、冒頭や合間に挟まれるパニック描写もよかったです。最初の謎の突然死や鳥の異常行動の理由が解明される下りはSF心を満足させてくれて面白かったし。

人類滅亡系の映画はたくさんありますが、地下へ潜るのはあるようでなかったかも。ミッションの中心になるのは電磁場異常に気付いたキーズ、彼の友人で爆破スペシャリストのサージ、この分野の権威であるジムスキー博士、地底車両を造ったブラス、スペースシャトルの異常を切り抜けたボブ船長とベック少佐(女性)。この6人がコアを目指し、地上からは天才ハッカーのラットが情報管理を行いながら補佐。

さて無事ミッションを果たして帰って来られるか、というところですが、そりゃあスムーズに行ったらお話にならないのでイロイロあるわけですよ…。そこはもう素直にハラハラドキドキさせてもらいました。この手の作品では細かい所にケチはつけない、楽しんだ者勝ちです。科学的にどうなのかは分からなくても作中では理論として成立してたし伏線もちゃんと効いてましたしね。

<ネタバレ>
地球の電磁場が壊れたのはコアの回転が不安定になったから。コアの回転を元に戻すために爆弾で荒療治をする、というのが今回のミッション。地下世界の様子や、事故やら何やら起こる度にどうやって切り抜けていくかも見どころですが、彼らのドラマもけっこうよかったな。シャトル時代から船長になりたがっていたベックですが、いざ船長のお鉢が回ってきた時、辛い決断をしなくてはいけない場面に立たされて船長の意味と責任を思い知ることになる。そして一番助かりたくて逃げ腰で喚いていたジムスキー博士も最後は地球のために身を挺するようになる。この辺は予想できていても胸熱。

しかし今作の一番のポイントは電磁場を壊したのが実は人間の開発した人工地震発生装置デスティニーだったこと。犯人は人間自身か!! デスティニーの実験がコアに届き今回の事態を招いた次第。しかもキーズらによる爆弾作戦が失敗らしいと聞いた政府はコアにデスティニーをぶつけようとした。人間、愚かな上に判断おかしい。ただコアへ行くだけではなく、人間の奢りへの問いかけも入れてくるのはいいですね。

キーズらは政府方針には大反対なので現状出来る方法を考え出すのですが、そこで活躍するのが地上組のラット。デスティニーをハッキングして止めるのですが、ギリギリになるのは演出上の都合だと分かっていてもハラハラ出来ちゃうのは幸せなのだろうか(笑。そういえばクジラの鳴き声に気付いてくれたのもラットでしたね。ラストではキーズらの極秘任務をネットにバラしてたし、いい役どころでした。

ただのパニックものかと思いきや、警鐘SFにもなってた今作。楽しめました。

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Author:TAEKO
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