ロード・オブ・ザ・リング / 王の帰還

2003年
時間 201分
250分(エクステンデッド版)
監督 ピーター・ジャクソン

ローハン戦で人間の力を侮れないと思ったサウロンはゴンドールに攻撃をかける。ローハンはゴンドールに援軍を出すことにするが、サウロンの大軍勢に勝つには戦力が足りない。アラゴルンたちは新しい援軍を求めて「死者の道」へ向かう。一方、フロドとサムにはゴラムの裏切りで危機が訪れていた。ゴンドールに来たアラゴルンはフロドのためにサウロンの目を自分たちに向けさせる。だが指輪を諦めていないゴラムが再び…? 話の決着は果たして!?

ロード・オブ・ザ・リング3部作完結編。今作もシネフィルWOWOWでエクステンデッド版での再鑑賞。4時間越えです。VHSビデオで見た時は確か2巻あったと思う。1日では見られなくて日を分けて見た覚えが。今回も放映時に見るのは無理なので録画して都合のいい時間に見るようにしましたが、それでも家事や雑用が入る度に一時停止を入れなければならなかったな…。おかげで見始めてから見終わるまでに5時間近くかかったのではないかしら。

冒頭にスメアゴルが指輪を手に入れてゴラムになるまでのエピソードが入ります。ホビット種族は世界征服みたいな野望は抱かないけれど、指輪の虜になってしまったらやっぱり堕ちますよね…。サムはゴラムを警戒するが、フロドはゴラムの本心に気付かない…。ゴラムにフロドとの仲を裂かれてもやっぱり健気なサム。頑張れ、サム~。

メリーとピピンがアラゴルンたちと合流して、話の大きな流れは「フロド&サムvsゴラム」「アラゴルンたちのゴンドール決戦」の2つに集約していきます。ゴンドール戦はローハン戦以上にスケールが大きくて壮大。人海戦術の迫力もさながら、次々出てくる新たな敵の兵力も面白い。巨大なゾウ?を見てスター・ウォーズのAT-ATを連想したのは私だけだろうか~。戦いだけでなく、背景描写や首都ミナス・ティリスも見応えあるし、ゴンドール決戦は本作の見せ場だろうと思います。

しかしゴンドールの執政官、無能すぎないか? あれでは例え戦力があったとしても勝てる試合を落としそうだ…。あんなのが父親ではボロミアも人知れず苦労したに違いない…。ファラミアはボロミアの遺志を継いでアラゴルンを補佐していってあげてね。

だが4時間もある話はそう簡単には終わらないのだった…。フロドたちもアラゴルンたちも一区切りついた後にもう一波乱。

<ネタバレ>

ゴラムの罠にはまってオークに捕らえられるフロドだけど、そこから後のサムの活躍がもう主人公級で、巨大クモは倒すわ、オークは蹴散らすわ、フロドと指輪を守り、極めつけは「あなたの重みを背負うことは出来なくても、あたなを背負うことならできます」とフロドを背負って滅びの山へ! サム感涙だ、サムがいなければフロドが指輪を葬れるところまで辿り着けなかったろう、もう私の中ではサムが主人公!!

ゴラムは結局救われることなく指輪と共に滅びの山の火の中に消えていきましたが、ああまでなったら滅ぶことでしか救われなかったのかもしれない…。指輪がもたらす破滅をまざまざと見せ続けてくれたキャラでした。

ゴンドール戦はアラゴルンが死者の軍勢を解き放ったため勝利に終わるも、フロドたちからサウロンの目をそらすためにもう一働き。互いに張り合ってきたレゴラスとギムリが友情を認め合うのがいい。結局アラゴルンはアルウェンと結ばれたのね。エオウィンはアラゴルンにふられた勢いで戦いに身を投じて敵の大将の首を取ったりしてたけど(でもこれ何気に凄い)、ゴンドール戦の後ファラミアと寄り添う場面がありました。ファラミアならお似合いじゃないかな、よかったと思う。

ラストのフロドの決心には驚きましたが、指輪を持つということは心身に癒やされない傷を与えるのかもしれない。サムが幸せになれてよかった。サムはこれからも善きホビットとして温かい家庭を育み、子どもたちにフロドの冒険「指輪物語」を語り継いでいくだろう。サム万歳(笑。

10年以上ぶりの再鑑賞でしたが、またフロドたちと一緒に指輪の旅ができてとても楽しめました。超大作もいいものだな、見るのに時間かかりますけど。

「ロード・オブ・ザ・リング」
「ロード・オブ・ザ・リング / 二つの塔」