ロード・オブ・ザ・リング / 二つの塔

2002年
時間 179分
223分(エクステンデッド版)
監督 ピーター・ジャクソン

サウロンと手を組んだ白の魔法使いサルマンは中つ国を滅ぼしにかかる。その手始めとしてサルマンはローハンへオークと大量の軍勢を送る。アラゴルンたちはガンダルフが戻ると信じてローハンで攻防。ファンゴルンの森に逃げ込んだメリーとピピンは木の髭と知り合う。フロドとサムはゴラムに出会い、彼にモルドールまでの道案内をさせるが、ゴンドールの兵に見つかってしまう。ローハンの戦いの行方は、そしてフロドと指輪は…!?

これもシネフィルWOWOWでエクステンデッド版で見直しを。3部作の2作目なので1作目のネタバレが含まれている可能性がありますのでご注意を。ということで、1作目のラストでバラバラになってしまった旅の仲間たちは(ああっ注意した直後からもう1作目のネタバレを;)それぞれの冒険を進むことになります。そのため話が3つに分かれて進行するので、ぼうっと見てたらこんがらがりそうになるのでご注意を。

しかし前作でも思ったけど、サルマン役のクリストファー・リーはこういう役が似合ってますね。スター・ウォーズのドゥークー伯爵もですが、存在感ある敵役の大切さがよく分かります。サウロンはまだ実体がなく「燃える目」だけなので、サルマンが実質の敵の総大将位置。なお、2つの塔とは、アイゼンガルドのサルマンの塔とサウロンの目があるモルドールの塔のことで、2つの勢力の結びつきという意味にもなっているようです。

主役陣営はフロドとサムの目指せモルドール!と、アラゴルンたちの守れローハン!と、メリーとピピンの行っけー木の髭!の3手で動きますが、話の流れの柱になっているのはローハン戦かな。サルマン&サウロンの中つ国征服大作戦が本格的にスタートしたので、これは何としても防がねばなりません。絵に描いたような多勢に無勢、果たしてローハンは落ちるのか守れるのか!? ヘルム峡谷の砦で繰り広げられる攻防戦はCGの威力も発揮で見どころです。もちろんキャラたちのドラマも忘れてはいけない。

<ネタバレ>

ローハン戦はギリギリのところでガンダルフが味方軍勢を引き連れて戻ってくるので決着はつきますが、サウロンの中つ国征服作戦はまだ始まったばかり。サルマンが負けてもまた次の手がやってくる。なので「おれたちの戦いはこれからだ!」な締めに。キャラではアラゴルンとアルウェンの関係も気になりますが、個人的にはレゴラスとギムリが張り合ってるのが面白くてお気に入り。

そして意外な(失礼)大活躍をしてくれたメリーとピピン。決意を固めるメリーがすごく漢の顔してたぞ。ピピンの機転で木の髭たちが奮起、サウロンの砦を襲撃、大洪水でオークを壊滅させるって、これサルマンの拠点を破壊したことになるし凄すぎないか。

フロドたちも色々ありました。指輪の力が増してきて苦しむフロドの支えになるサム。やっぱり健気だ、えらいぞサム。ところで、フロドたちを捕らえたファラミアってボロミアの弟だったのね! これでボロミアが指輪を欲していたのはボロミアの父の願いだったことが判明。ボロミアが考え出したことではなかったんだ、ボロミアは正しい勇者だったんだー。そうでなければアラゴルンの心を揺さぶれはしないよね。もう見られないと思っていたボロミアが回想シーンで見られたのは嬉しい。

ファラミアはフロドたちを父に献上しようとしていたけど、ボロミアの話を聞いて自分を取り戻しフロドたちを逃がしてくれた。この時ファラミアへ手向けたサムの言葉がいい。サムが一緒ならきっと目的を成し遂げられるよ、フロド。

「ロード・オブ・ザ・リング」
「ロード・オブ・ザ・リング / 王の帰還」