ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 BD

2018年
時間 134分
脚本 J・K・ローリング
監督 デヴィッド・イェーツ

前作から半年、グリンデルバルドはアメリカから欧州へ移送される際に脱出し、パリに拠点を築く。NYで騒ぎを起こしたニュートは旅行を禁じられていたが、ダンブルドアに頼まれたのとティナがパリにいるのを知ったことから、密かにパリへ向かう。クリーデンスもNY事件を生き延びてパリで本当の母親を探していた。ニュートたちはグリンデルバルドとクリーデンスを見つけられるのか!?

ファンタスティック・ビーストシリーズ第2話。舞台はNYからパリに移りましたが、やっぱりこの年代のレトロさや街並みは魔法によく合う。びっくりしたのが、前作限りのゲストかと思ったジェイコブがまた登場してくれたこと。ジェイコブはあれからクイニーと仲良くやっていたのですが、NYでは魔法使いと人間の結婚には壁があり、それで揉めちゃったようです。ケンカ別れしたクイニーが姉のいるパリに行ってしまったので、クイニーを追う形でまたニュートと一緒に行動することに。

ダンブルドアも登場。前作で名前は出てたので今作では出てくるんじゃないかと思ったけど、若いわー。この時は校長ではなくて教師の1人です。チラリとですが若いマクゴナガル先生も拝めました。ホグワーツは雰囲気変わってないわね。

あと一番驚いたのはクリーデンスが生きていたこと。えええーてっきり駄目だったと思ってたのに!? オブスキュラスもまだ内包してるようですが、グリンデルバルドも相変わらず彼のパワーにご執心のようです。ティナもクリーデンスの保護をまだ諦めてなかったし、全員がクリーデンスを目指してる状態なのですが、彼の本当の出生とはいったい…。そして気になるのがクリーデンスと一緒にいる女性の名前。ナギニ…ってあの蛇の名前じゃなかったっけ…(ハリポタ知ってる人なら分かりますね)。

<ネタバレ>

このシリーズはまだ続くらしくて、今作ではグリンデルバルドと正面対決するものの決着はつかず、まだまだこれからですよー、でいったん幕。むしろ前作は「序」で、前作のラストで正体を現したグリンデルバルドが仲間を募って地盤固めを始めるのが今作、という感じですね。ジェイコブとクイニーは再会して仲直りするのですが、人間と結婚できない制度に不満を持っていたクイニーはグリンデルバルドの開いた集会で彼の話に感化されてしまい、グリンデルバルド側についてしまう。これはジェイコブ&クイニー推しだった私にはなかなかショック。クイニーが話の最後でもいいから戻ってきてくれることを願いたいけど、ローリングだからなあ、どんな展開になるかは予想がつきませんんん~~。

グリンデルバルドの青い炎でパリが焼かれるところをどうにか防ぐニュートたちだけど、仲間に犠牲者は出るし、クリーデンスもグリンデルバルドの手に落ちてしまう。どうやらグリンデルバルドとダンブルドアの間には確執があるらしく、それもあってクリーデンスを手中に収めようとしてたみたいですね。クリーデンスの出生にもローレンスらしい引っかけがあり、リタの弟と見せかけて実は…というひっくり返しがありましたが、これひっくり返しなくても驚くわ…。

ニュート編らしく魔法生物も密かに活躍。グリンデルバルドとダンブルドアは「血の誓い」のせいで互いに直接対決ができなかったらしいが、ニフラーがグリンデルバルドから「誓い」の入った小瓶を盗み出したおかげで、その縛りはなくせそうです。

この続きも気になるところですが、個人的にはナギニのこれからも気になります。ラストでナギニはニュートたちと一緒だったので(グリンデルバルド側ではない)、そこからどう「名前を言ってはいけないあの人」につながるのかな。