タイタンの逆襲

タイタンの逆襲 BD

2012年
時間 99分
監督 ジョナサン・リーベスマン

ペルセウスはゼウスの息子だが人間の漁師として息子のヘレイオスと平穏に暮らしていた。だが人間の信仰心が薄れたため神々の力は弱まってきており、このままではクロノスが復活するとゼウスが助けを求めてくる。息子のために断ったペルセウスだが、村が魔物に襲われ、ポセイドンからゼウスがハデスに捕らえられたと告げられて、世界を守るために再び立ち上がる。

「タイタンの戦い」の続編です。前作は映画館で見たけど、これは見ていなくて、スカパーで流してくれた機会に鑑賞しました。で、前作のラストで妻になったイオが既に他界状態で物語スタート。ありゃあ、そういう展開で来ましたかぁ~。そしてアルゴスの女王になっていたアンドロメダが前作のイオ位置(主人公を助けて戦うヒロイン)に。…ですが、アンドロメダ役、違う人になってない?

今作も怪獣もとい魔物がいろいろ出てきますが、ゼウスが捕らえられたタルタロスの牢獄へ侵入するための迷路がけっこう面白かった。この手の巨大迷路が好きなので。しかも動いてどんどん形も道も変わるので楽しめました。迷路が主体の作品じゃないので、さほど捻りなく突破したのは物足りなかったですが。しかし神様の没落ぶりが何とも…。ラスボス(というよりほぼ怪獣ですが)がクロノスだからでしょうかね?

今作でも整理のために人物メモ置いておきますね。

主な登場人物
[半神]
ペルセウス:ゼウスの息子。イオとの間に息子ヘレイオスがいる。
アゲノール:ポセイドンの息子。"堕ちた神"を探すのに協力。
[神]
ゼウス:神々の王。ハデスの弟。
ハデス:冥界の神。ゼウスの兄。
ポセイドン:海洋の神。
アレス:ゼウスの息子。軍神。
ヘパイストス:鍛冶の神。神々の武器を作る。タルタロスの設計・建築もしており、迷路を通る抜け道を知っている。
クロノス:ゼウスたちの父。息子たちによって封じられていた。巨神タイタン。
[人間]
アンドロメダ:アルゴス国女王。
ヘレイオス:ペルセウスの息子。10才。
クレア:ペルセウス親子と同じ村の住人。ヘレイオスの面倒を見る。

<ネタバレ>

人間の信仰心がなくなると神は永遠の命を失って消える。ハデスは生き延びるためにクロノスと取引した。クロノスを蘇らせる代わりに永遠の命をもらう。クロノスを復活させるためにはゼウスのパワーが要る。それでゼウスを捕らえてパワーをクロノスに吸い取らせる。それにアレスが乗っかる。彼は父ゼウスがペルセウスばかり可愛がるのが気に入らないらしい。ハデスはクロノスの復活は間違いだったと気付き最後は和解してゼウス側に付きますが、アレスは父との確執が解決されないまま終わってしまったのが残念。そこはもう少し人物描写に深みを持たせて欲しかったような。

人間側ではアゲノールがいい味出してました。半神なのに俗っぽくて盗賊したり捻ったところがあったりして、ペルセウスの真面目さを和らげてくれてました。もっとペルセウスに絡ませもよかったんじゃないかと思うけど、前作と同じく奥深い話じゃないので、キャラよりアクションと映像を楽しんでね!ということでしょうかね。ペガサスは今作でもかっこよかったです。

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