アントマン&ワスプ

2018年
時間 118分
監督 ペイトン・リード

スコットはシビル・ウォーでアントマンとしてキャプテン側についたため、司法取引で2年間の自宅軟禁中だった。あと3日で刑期が明ける時、ピム博士とホープが動かした量子トンネルと一瞬つながり、ピム博士が量子世界から妻のジャネットを救出するミッションに協力することになる。しかし謎の女"ゴースト"が現れて邪魔をし、さらに武器商人のバーチまで絡み、前代未聞の量子トンネル研究所の争奪戦が始まる。

アントマン2作目。面白かったあー! ワンダー世界大好き人間にはアントマンシリーズはたまりません。今回も小さくなったり大きくなったり大活躍! シビル・ウォーでもジャイアントマンになってましたが、今作はアントマン専用作品、初めから終わりまで遠慮なく全面これアントマン!をたっぷり楽しめます。

前作は昆虫目線を楽しむのが主になっていましたが、今作では量子世界のミクロ目線から20m級のマクロ目線まで大きく変化してくれて、その変化を楽しむのが主になっています。アントマンの大小切り替わりもいいですが、車が大きくなったり小さくなったりして相手を翻弄するのも面白い。研究所までビルごと小さくなるものだから、ビルの争奪戦という、常識外れのことが起きる。

そしてタイトルにある通り、ワスプが登場します。ホープがワスプになるのですが、蜂のイメージから来てるらしく羽根がついてて空を飛びます。ミクロイドSだああー(歳がバレますね^^;)。ちょっと話が逸れますが、ミクロイドSをハリウッドでやってほしい!絶対面白いぞ! えー、話を戻しまして(汗、ワスプがまたかっこいい。アクション見惚れます。強いお姉さんが増えてきてくれて嬉しい。

今回のミッションはスコットが自宅軟禁中に起こります。つまり、家を出てはいけないスコットは当局に見つかるとこの2年間の辛抱が台無しになってしまうのです。しかもあと3日で軟禁が解けるので、これは何としてもバレずに活躍しなければいけません! これが程よい緊張感をもたらし、加えて争奪中の研究所ビルの中ではピムがジャネット救出作戦真っ最中なので「キャーそんなに乱暴に扱わないであげてぇー」とハラハラさせてくれるし、しかし全体にはコメディテイストで、ドキドキワクワク&笑える・楽しめるで、2時間があっという間です。

人物関係の整理
スコット・ラング:自宅軟禁中。アントマン。
ホープ・ヴァン・ダイン:ピム博士の娘。ワスプ。
ハンク・ピム:量子世界で行方不明になった妻を量子トンネルで救おうとしている。
ジャネット・ヴァン・ダイン:ピム博士の妻。量子世界で行方不明になっていた。
ルイス、デイヴ、カート:スコットの悪友3人組。会社を立ち上げた。
キャシー:スコットの娘。
マギー:スコットの元妻。
バクストン:マギーの夫。警察官。
ジミー・ウー:FBI捜査官。スコットの監視役。
ソニー・バーチ:武器の闇取引ディーラー。ピム博士の研究所を狙う。
エイヴァ:実体・非実体を行ったり来たりする体で、壁をすり抜けられる。ゴースト。
ビル・フォスター:ピムの元同僚。

<ネタバレ>

今作にはそれほど怖い(強い)敵はいません。一応ゴーストがメイン敵ということになるのでしょうが、実は辛い過去を抱えた気の毒な女性です。彼女が研究所を狙うのは元の体に戻りたいだけで、このままだと死んでしまうから生きたいだけで、世界征服とか宇宙の支配なんぞとは無縁。最後にエイヴァが救われたのはよかった。幸せになって欲しいと思えるキャラです。

全体にアットホームで舞台も大きくないけれど、でもそれがいい。バーチの小物さも作品とのバランスがとれてていいと思います。自白剤には笑った。回りくどくて説明が長いルイスに自白剤を使ったらそうなるよねえ(笑。それがまたちゃんと伏線になっててきれいに回収されてるのが上手い。小さな世界で大冒険というワンダーさがアントマンのいいところだと思います。

アベンジャーズとの関連

作品舞台はアントマン周辺の小さな世界ですが、時系列はアベンジャーズ世界に沿っており、ソコヴィア協定の影響下でのお話。シビル・ウォーから2年後でサノスが襲撃してくる直前辺り。それが分かるのがエンドロール。

エンドロール途中でスコットたちが映ります。車の中に量子トンネルを作って、ホープ、ピム博士、量子世界から無事生還したジャネットの3人が装置を作動。スコットが量子世界に突入、ゴーストの治療用のヒーリング粒子を回収、戻ろうとした時に突然ホープたちとの連絡が途絶える。装置の周りでは3人が塵になって消えてた~~! アントマンの「ほっこり癒やされ世界」がサノスとつながったーー! ギャーー!! アントマンは量子世界に取り残されたまま画面ブラックアウトー! ああああアントマンどうなる、この続きはエンドゲームで、ですか!?

エンドロール後のおまけはスコットの身代わりを務めた巨大アリちゃんがドラムをたたいているシーン。アリは消えんかったんか…?