リーグ・オブ・レジェンド / 時空を超えた戦い

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた闘い BD

2003年
時間 110分
監督 スティーヴン・ノリントン

19世紀のイギリス。アラン・クォーターメインは謎の人物"M"が招集した「超人同盟」に加わり、武器密輸組織の仮面の男ファントムを追うことになる。だが、そこにはある陰謀が隠されていた。危機をくぐり抜けてネモ船長の率いるノーチラス号でファントムの秘密基地に向かう「超人同盟」の面々。彼らはファントムの陰謀を阻止できるのか!?

スターチャンネルの無料視聴期間にたまたまチャンネルを合わせたらやっていて、面白くてつい見入ってしまった作品。有名な小説の主人公が結集して悪に立ち向かうという、小説ヒーロー版アベンジャーズ(ただし作られたのはアベンジャーズシリーズが始まるずっと前なので、この手のお祭り映画ってけっこう昔から作られてたのね)。参戦メンバーは以下です。

アラン・クォーターメイン
「ソロモン王の洞窟」から参戦。アフリカの土地は彼を死なせないと言われている。
ミナ・ハーカー
「吸血鬼ドラキュラ」から参戦。しかし原作のミナは吸血鬼ではないのに、この作品内では吸血鬼という設定になってます。何故!?
ドリアン・グレイ
「ドリアン・グレイの肖像」から参戦。この小説は知らなかったのですが、肖像画が弱点になっているようです。
ジキル博士(ハイド)
「ジキルとハイド」から参戦。薬で巨漢ハイドに変身します。てか、ほとんどハルクなんですが(笑。
スキナー
「透明人間」から参戦。その名の通り、透明人間。グリフィン博士ではなく、博士の開発した透明薬を飲んで透明になった泥棒。
ネモ船長
「海底二万里」から参戦。ノーチラス号の船長。CGで描かれたノーチラス号が異様にかっこよくて一見の価値あり。言葉では表現し難いので、これはもう見て下さいとしか言いようがないです。
トム・ソーヤー
「トム・ソーヤーの冒険」から参戦。この作品内では子どもではなく青年になっていて、アメリカのスパイという設定。

クォーターメインとドリアンは知らなかったけど、後は皆知ってるキャラだったので楽しめました。(「ソロモン王の洞窟」読んでないんですう~すいません。「ドリアン・グレイの肖像」面白そうですね、そのうち読んでみたいです)。

<ネタバレ>

実はメンバーの中に裏切り者がいまして、「超人同盟」が招集されたのも、超人の能力を盗むのが目的だったようです。つまり黒幕は"M"。そして"M"の正体ももちろん有名な小説のあのキャラです。推理小説のメンバーが入ってないとお嘆きの方、ご心配なく。あの方ですよ~。主人公じゃなくて宿敵の方ね。

この手の作品では小説とイメージ違うなどの野暮な突っ込みはなしで楽しむのが吉。冒険とアクションを存分に堪能すればいいのです。