パワーレンジャー

2017年(日本公開は2018年)
時間 124分
監督 ディーン・イズラライト

太古の昔。初代パワーレンジャーたちは5色のパワーコインを未来に託して息絶えた──。そして現代。5人の高校生が町外れの鉱山で5色のコインを見つける。それこそが初代パワーレンジャーが後生に託したパワーコインだった。初代を率いたゾードンが復活し、5人は新しいパワーレンジャーになるべく特訓を受けることになるのだが…。

日本の戦隊ものをハリウッドで作ったらどうなるか!?という作品。アメリカで戦隊ものがパワーレンジャーという名前でテレビシリーズ化されていたのは知っていました。以前東映チャンネルだったかな…でテレビシリーズをチラッと見たことがあります。舞台と役者が違うだけでもけっこう新鮮に感じたので、それが映画になったら?という期待はありましたね。

期待通り、さすがハリウッド、日本の幼児向け丸出し番組とは違って大人の鑑賞に耐える人間ドラマを作ってきましたね。戦隊ものにありがちな大げさな芝居や決めポーズがなくて、なかなかパワーレンジャーになれない5人の葛藤などもじっくり描いていて、普通にアベンジャーズと同列に見られる。金のかかったCGで存分にアクションしてくれてて、それも嬉しい。しかし最初に「東映」の文字が流れたのにはびっくりしたぞ~ハリウッド作品なのにー(笑。そうか、東映なのよね、版権は(^^;。

ラストのバトルでは各自がロボットに乗って、合体&巨大化してソードまで抜いちゃって巨大敵と戦うという幼児向け特撮バトルまで再現してくれたのには、子どもたちが幼かった頃まで思い出させてもらって、別の意味でも感動しました。そうよ、ロボットのオモチャを買わされたのよ、そしてオモチャが合体して巨大ロボになるのよ!(忘れてたわ)、合体巨大ロボ…全てが懐かしい…! 素晴らしいものを見させてもらいました。ありがとう、パワーレンジャー!

ところで。この映画、閲覧対象は誰なんだろ。日本の戦隊ものは幼児が対象です。単純なストーリーに大げさな芝居や決めポーズ・決め台詞があるのはちゃんと理由があって、幼児に理解できるように作られてるからなんですよね。この映画の人間ドラマは大人にはよくても幼児には難し過ぎるだろう。パワーレンジャーになるまでがけっこう長いし。大人の中の子どもへ向けた作品とか…ですか? それともティーン向けジュブナイル? けどティーンに合体巨大ロボは受けるのだろうか…。私は楽しめたけど、その辺はどうだったのだろうなと思いました。