ファンタスティック・フォー(2015年版)

2015年
時間 100分
監督 ジョシュ・トランク

リードは子ども時代から続けていた研究を認められ、ビクター、スー、スーの弟のジョニーらと異世界へ行く転送装置を開発。だが異世界で事故が起こり、ビクターが滑落、何とか生還したリードたちも体に特殊な影響が出る。いったんは研究から離脱したリードだったがスーたちの説得で転送装置を再建、もう一度異世界への扉を開く。ところがそこで待ち構えていたのは怪物ドゥームと化して生き延びていたビクターだった…。

2005年と2007年に作られたファンタスティック・フォーのリブート作品です。前の2作品がなかなか面白かったので、何故リブートするのか…と疑問でもありましたが、それでもBDが出るのを待ってレンタルで見てみました。が、前2作品とはかなり作風の違う作品になっていましたね…。

内容的には「超能力ユニット」のほぼ焼き直しで、ファンタスティック・フォーが誕生するまでの話なんですけど、前2作品の明るさと軽さは消えて、シリアスで真面目な展開になっていました。そしてドゥームと戦うまでが長い…。下手に真面目に作っているので、リードの軽率な行動が笑えない。研究メンバーではないベンを誘う浅はかさも、ビクターを見捨てて置き去りにするのも共感できなくて困る。あげくに逃げちゃうし。リードが戻って来るまでの展開に時間の大半を費やした感じで、メインとなるはずのドゥーム戦は終盤のちょびっとだけ。

超能力を得る理由が、さすがに旧作の設定では古いと感じたのか、異世界へ行く転送装置の事故に変えられているのですが(それ自体は悪くないと思うけど)、その転送装置開発話を真面目に追求するあまりにヒーローアクションが添え物みたいになってしまった感があります。この手のヒーローものはヒーローアクションが主役で、超能力を得た原因なんてものはさっと流しちゃっていいと思うんですが、そういうふうには作りたくなかったのかな。

科学者ものとして見たらヒーローパート要らないくらいだし、ヒーローものとして見たら転送装置の開発秘話を子ども時代から始めるのはやり過ぎな気がするし、その辺のバランスがちょっと悪かったかなと思いました。