フィフス・エレメント

1997年
時間 126分
監督 リュック・ベッソン

300年後の未来。地球に危機が訪れるが、300年前に地球を訪れたことのある宇宙人モンドシャワンが危機を救う4つの石と5番目の要素を持ってくる。しかしマンガロア人の襲撃を受けてモンドシャワンは全滅、残された腕から政府は宇宙人の体を再生する。再生された女の子こそ、危機を救う第5の要素、フィフス・エレメントだった。タクシー運転手のコーベンは彼女と出会ったことで地球を救う壮大な冒険に巻き込まれることになる。

ヴァレリアンを見た後、スカパーで「フィフス・エレメント」をやってるのに気付き、視聴。映画館では見てないですが、DVDを借りたり再放送があるたび見返したりしてるので、今回で何度目かな。ともかく面白いです! いろいろブッ飛んでますので、何も考えずに楽しむべし。こういう作品には野暮な突っ込みはしちゃいけません。

コーベンにはいきなりタクシーに落ちてきた女の子が何者かなんて分からないのですよ。取りあえずリー・ルーという名前があることは分かったが、何語をしゃべってるのかも分からないし、宇宙規模の壮大な設定なのに笑えるやりとりになってしまう。リー・ルーがフィフス・エレメントだと分かり協力することになっても、いろいろな出来事が起こり、そう簡単には話は進まないわけですが、そのいろいろな出来事に絡むエピソードの1つ1つが可笑しくて楽しくて、ハラハラしながら笑っちゃう。

強烈なキャラもたくさん登場して話を盛り上げてくれます。DJのルビー・ロッドもだけど、コーネリアス神父も、武器商人のゾーグも、マンガロア人も皆個性的で、それぞれが遠慮会釈なくどんどん話に絡んで来るため、ちょっとしたシーンでさえ見逃せないくらい面白い。実は展開のタイミングもよく計算されており、それも隠れた効果になってます。

ラストがどうなるかと言うよりは過程のドタバタやコメディだけでも楽しめちゃう作品ではありますが、壮大な設定が作品全体を包んでいるため、ドタコメだけでは終わらず、ラストは設定に見合う規模になって満足させてくれます。何回見ても楽しめる作品。

<ネタバレ>

地球を救うにはリー・ルーだけでは駄目で、4つの石が要る。そこでその4つの石の争奪戦になるのですが、石を狙う勢力は大きく分けて2つ。1つはもちろんコーベン&リー・ルーの地球側ですが、もう1つはミスター・シャドウと呼ばれる地球を破壊しようとしている小惑星。ミスター・シャドウは地球に4つの石とフィフス・エレメントを手に入れられては困るわけです。そこでゾーグに石を回収するよう命令。そのためゾーグがマンガロア人にモンドシャワンを襲撃させた次第。だがモンドシャワンは石をオペラ歌手ディーヴァに預けていた。ゾーグは役立たずのマンガロア人を切り捨てて自ら石を奪いに行くが、マンガロア人もこのままでは収まらない。かくしてディーヴァの公演会場であるフロストン・パラダイスでの大乱闘となるのです。

軍は石を取りに行く任務をコーベンに頼み、そのためコーベンをフロストン・パラダイスのイベントに当選させる。が、石を狙う面々もそれぞれの思惑でコーベンの当選券を狙い、神父(&助手)、ゾーグの手下、地球人に化けたマンガロア人まで出てきて、この争奪戦も笑える。ルビーが登場するのはフロストン・パラダイスに着いてからですが、まさかルビーが最期までコーベンたちに付き合って地球を救うメンバーの1人になるとは思わなかったわ…(^^;。

地球の歴史を学んでいたリー・ルーはW(戦争の項目)で引っかかる。地球人は救う価値がある生物なのか…? ミスター・シャドウが地球に迫る中、コーベンはリー・ルーに愛を打ち明ける。地球を救う鍵はリー・ルーが愛を知ることだった。ベタでもやっぱりこれがいい。登場人物たちと見てる者の気持ちがピタッと重なり合って迎えるクライマックスは気持ちがいいものです。

90年代SFらしい楽しさを満喫できる快作。ラストの締め具合もこの作品に似合っていて良いです。

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