スターシップ・トゥルーパーズ2

2004年
時間 92分
監督 フィル・ティペット

人類が昆虫型エイリアン"アラクニド"と戦う未来。頭脳アラクニド捕獲後、起動歩兵隊はアラクニド活動地帯の更に奥深く進軍、激戦が続いていた。前戦で戦うB6部隊は大量のアラクニドに撤退を強いられ前哨基地に逃げ込む。基地に立てこもり救援を待つが、アラクニドたちは新しい戦略で攻めてきた。そんな中、サイキック能力が復活したサハラ二等兵が見た恐ろしい光景とは…。B6部隊は生き残れるか!?

スターシップ・トゥルーパーズシリーズ2作目。元はテレビ用に制作されたらしく低予算で頑張った感はありますが、個人的には面白かったです。冒頭で簡単な説明がありますが、一応時系列的には前作の続きで、あの後さらにアラクニドとの戦いは激しくなり、今回はその中の一部隊に焦点を当てたエピソードという感じです。そのため登場人物は一新されており前作のキャラは出てきません。どちらかと言うと群像劇な描かれ方なので、誰が主人公か分かり難いですが、メインはサハラ二等兵とダックス大尉と言うことでいいかな?

前作の設定も引き継がれていて、サイキックと呼ばれる超能力者がいて情報収集に当たっているらしい。前作でカールが見せたテレパシーを使える人たちですね。B6部隊ではディアル中尉がサイキック担当者。サハラもかつてはサイキック能力があったのですが、今は消えてしまっているという前提。撤退に当たり、シェパード将軍からディアル中尉とレイク軍曹が指揮を任されるが、威張ってる割には使えないディアル中尉なのだった…。

レイクがテキパキと皆を率いて辿り着いた基地には囚われの男、ダックスがおりました。基地の中は既に全滅状態でしたが、罪を犯したとかで閉じ込められていたおかげで助かった様子。でもこういうヤツが強くて頼れてかっこいいのがこの手の作品のお約束。ダックスに何かを感じたサハラが彼を檻から出すのですが、やっぱりすぐさま皆のリーダーに。だがアラクニド(今作ではバグと呼ばれている)の魔手は仲間の中に少しずつ広まってきていたのだった…。

低予算のおかげ?で閉じられた空間(ほぼ基地内しか出て来ない)でのホラーサスペンスふうになってますが、これはこれで悪くないです。バグの侵入に1人また1人とやられていく恐さもちょっとゾンビものっぽくて良し。

<ネタバレ>

前哨基地で立てこもり態勢に入った時、外から4人の人間が逃げ込んで来た。シェパード将軍、衛生兵のジョー・グリフ、アリ・ペック技術軍曹、意識不明の女性兵士ゾーダ。将軍は彼らに助けられたと言う。だが将軍を助けたこの3人が曲者だった。彼らは寄生型バグに乗っ取られていたのである。彼らの目的はバグを将軍に寄生させて人間の中枢に送り込むこと。人類を内側から乗っ取ろうという作戦である。そのためにB6部隊の仲間も次々にバグに寄生されてバグの仲間になっていく。

体内からドロドロと幼虫みたいなバグが出て来て口から侵入していく様はグロい。バグに侵入されるとバグ側になるのが、ゾンビに噛まれてゾンビが増えるのに似ていて、ゾンビをバグに置き換えたゾンビものを見てるような気にもなってくる。だがサハラがサイキックで仲間の様子がおかしいのに気付く。ディアルが使えない人間に見えたのは、彼もうっすらとこの状態を予見していたからでした。ディアルがサハラと本気で向き合った時、この人も悪い人じゃなかったんだと思ったわ…が、いい人になった途端やられちゃいましたけど(^^;。寄生されても注射打って精神を持ち堪えてバグと戦い抜いて果てたレイクお姉様には拍手を送りたい。

生き残ったサハラとダックスが寄生将軍を阻止するが、迎えに来た救助艇にサハラを乗せるためにダックスはバグの中に残る。漢~。しかし英雄を否定していたダックスがラストの軍PR放送で勝手に英雄に祭り上げられていたのには、痛烈な皮肉を感じた…。この辺のメッセージ性は低予算でも伝わりました。

なお、サハラのサイキック復活は妊娠がきっかけらしいです。1年後の赤ちゃんはダックスの子どもと言うことでいいのかな。

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