ジュマンジ / ウェルカム・トゥ・ジャングル

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル BD

2017年
時間 119分
監督 ジェイク・カスダン

1作目のラストで捨てられたボードゲーム・ジュマンジが拾われ、ゲームをした少年が行方不明になる。20年後、4人の高校生が地下室でカセットゲームに変化したジュマンジを見つける。4人はアバターを選んでゲームを始めるが、テレビの中に吸い込まれて気がついたら選んだアバターの体になっていた。

「ジュマンジ」の新しい物語。時系列は前作の1年後(1996年)から始まり、その20年後がメインの舞台に。メンバーは違うけど、作中に前作とのつながりを示すサプライズもあります。

ところでジュマンジって時代に合わせて変化するのね。ボードゲームのままでは相手にされなかったので、カセットゲームになるとは。今回はジュマンジの中から何かが出てくるのではなく、ジュマンジの中に入るというバーチャルゲームの趣き。これならクリアするまで否応なくゲームを続けるしかないから途中で中断される心配はない!? ジュマンジ世界に入った4人の元の体とのギャップが面白すぎる。ややこしいので、ちょっと整理しておきますね。

冴えないオタク少年スペンサー = 筋肉モリモリのマッチョ
スマホ中毒の女子高生ベサニー = デブおやじ
肉体派のアメフト男子フリッジ = 小柄男
ガリ勉女子マーサ = セクシー美女

皆、元の体と違いすぎて右往左往。マッチョな体でビビるスペンサー、デブおやじの姿で女子力全開のベサニー、スペンサーと体格が逆転して戸惑うフリッジ、突然美女になって気持ちが追いつかないマーサ、それでもゲームを進めるうちに自分に与えられた能力を生かすことで成長していきます。ライフが3回と決められていたり、それを逆手にとる作戦など、ゲームならでの面白さも。4人(後半5人)のコミカルな掛け合いもさることながら、大人の役者で少年成長ものをやるのが新鮮でした。

<ネタバレ>

ゲームが時代に合わせて形を変えたおかげで、すっかり冒険アドベンチャーものになってしまった感もありますが、現状に不満のある居残り4人組がジュマンジの招く「この世界の外へ出たい人のゲーム」に引き込まれ、冒険を重ねるうちに校長の「生き方は自分で選べ」という言葉を思い出して自らの生き方を見出していくところはジュマンジの世界を継承しているように思えます。

前作を知っている人にはアラン・パリッシュの小屋が出てくるのがさりげに嬉しい。アランはここで頑張っていたのかー。その小屋に住んでいたのが5人目のメンバーとなるアレックス。冒頭の1996年でジュマンジに引き込まれた少年です。アレックスとベサニー(それも中年デブおやじ姿で!)の時を超えたほのかな交流が微笑ましかった。

今回は高校生4人が主役なせいか、ゲームクリア後は冒頭1996年のゲーム開始時間に戻ったのはアレックスだけで、スペンサーたちは自分たちの開始時間に戻っていました。でもこの方がタイムパラドックスの矛盾は少なくて済むし、再会したアレックスとゲームの記憶を共有出来ているのは嬉しいことだし、今回はこれでよかったと思います。

ラストでスペンサーたちはジュマンジを壊しますが、ボードゲームからカセットゲームに変身できるくらいだもの、壊されたって何事もなかったようにしれっと復活するような気がする。あのドンドコドンドコという不気味なドラムの音と共に次はどこに現れてどんなゲームを仕掛けてくるのだろう…と考えてしまいます。