リメンバー・ミー

2018年(日本公開年)
時間 105分
監督 リー・アンクリッチ

その昔、音楽家を夢見た男が家族の元を去った。残された妻は音楽が嫌いになり靴屋を始め、妻の子孫も代々音楽禁止の家系となる。だがミゲルは音楽好きで靴屋を継ぎたくない。家族を捨てた男(ミゲルの高祖父・顔の写っている写真がない)のギターが憧れのデラクルスと同じことに気付き、デラクルスこそ高祖父ではないかと思うミゲルだが、年に1度の「死者の日」にデラクルスの霊廟からギターを盗んだことで死者の国に迷い込んでしまうのだった…。

舞台はメキシコ。「死者の日」とは日本のお盆のようなものみたいです。日本でもお盆に亡くなった人を迎えますよね。仏壇にお供えをし、迎え火を焚いて亡くなった人を迎える。お盆の期間が終われば送り火を焚いてあの世へ送り出す。お盆の期間は一種のお祭りですから、それと同じ事と考えれば理解が早いです。

ミゲルが死者の国からどう脱出するのか、伝説の音楽家デラクルスは本当にミゲルの高祖父だったのか、それらを絡めながら家族と音楽の間で悩むミゲルの成長、家族とのあり方、音楽嫌いの真相、などが一級品のエンターテイメントとしてまとめられた作品。さすがはピクサー、安定した完成度の高さで誰もが安心して満足できる大作になってますね。

微妙な作品を見た後の口直しにもおすすめ。期待外れのC級低予算SFの後でこれを見ると、「そうだっ、これが映画だ!」「本物の映画とはこういうものなのだっ!」と死者の国から生きた世界へ戻ってこれた気分になれます。「リメンバー・ミー」のおかげで私もミゲルと同じく生者の世界へ帰って来られたよ、ありがとう、ありがとう~。

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