ダウンサイズ

2018年(日本公開年)
時間 135分
監督 アレクサンダー・ペイン

人間の体を縮小する研究が発表された。小さくなれば少しの食料で生きられ、食糧問題も人口増も解決できる。その案が取り入れられ、13cmに縮小された人間が住む町レジャーランドが作られた。ポールと妻も縮小(ダウンサイズ)して理想の生活を手に入れようとするのだが…。

小さくなるってワクワク出来ますよね。小さくなった人間が大きな家具や道具を相手に冒険する話かと思っていたら全然違いました。アントマンみたいなのを期待するとがっかりしますのでご注意。ただし話はコメディタッチだし、ダウンサイズする過程は面白いです。ダウンサイズ後は家も家具もダウンサイズした所で暮らすので、主人公目線では普通の生活になってしまいますが…。

<ネタバレ>

奥さん、裏切っちゃう! 夫婦でダウンサイズして新しい生活を始めるはずだったのに、ポールは1人でレジャーランドで暮らすことに…。これは辛い。ダウンサイズは人類の問題を解決するとされているので奨励されてますが、一度ダウンサイズしたら元の大きさには戻れません。だからダウンサイズしたらお金の価値が違ってくるので少ない資産でも豊かな生活が出来ると頭では分かっていても、奥さんみたいに踏み切れない人も出てくる。

ポールには豪華な家が用意されていたけど、1人で住むことに何の意味があるのか。失意の生活を送るポールを変えたのは、片足が義足のベトナム人女性との出会いでした。しかしそこから話は妙な方向へ。レジャーランドの中に貧富の差があったり、環境問題になったり。人間は小さくなっても変わらないということ? けど、この展開なら小さくなる必要あったか?と思ってしまった…。

結局ポールはベトナム女性と暮らす道を選んだけど、これは妻と別れたことへの回答にはなっても、ダウンサイズしたことへの回答にはなっていない。せっかくのいいアイデアを物語に生かし切れてない気がしました。

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