ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー

2016年
時間 133分
監督 ギャレス・エドワーズ

科学者ゲイレン・アーソはデス・スター建造のため帝国に拉致され働かされていたが、デス・スターに極秘裏に弱点を仕込む。子どもの時ゲイレンと生き別れになっていた娘のジン・アーソは父からのメッセージを受け取り、デス・スターの弱点攻撃に必要な設計図を入手するために精鋭部隊「ローグ・ワン」と共に惑星スカリフに向かうのだった──。

スター・ウォーズのスピンオフ作品。ディズニーはスター・ウォーズの権利を買収後、本編とスピンオフを毎年交互に作ると発表し、本作はエピソード7の次に作られたスピンオフ第1弾です。しかし私は基本「本編さえあればいい」人間なので、当初は映画館まで見に行くつもりはありませんでした。が、子どもに「これは見なきゃ!」と言われ、半信半疑で映画館へ行ってみたところ、大正解。見てよかった、映画館で見れてよかった、映画館へ行かなかったら後悔するところでした。

エピソード4の直前までを描いた作品です。4の冒頭で流れる説明文を映像化したもので、ラストは見事に4とつながります。これを見ると続けて4を見たくなります。4~6のメカやXウイングなどを最新のCGで見られるのも見どころの1つ。全体にスター・ウォーズ愛がすごくて、スター・ウォーズ世界を忠実に再現することに全力を注いでくれていて、往年のファンには嬉しい限りです。

ジェダイもライトセーバー戦もありませんが、帝国圧制下の世界を一般市民の目から描いているのが新鮮。ストーリーはシリアスですが、この作品には合ってます。キャラもいい。チアルートかっこいい! 彼にはフォースはないのですが、フォースを唱えることで、ジェダイがいなくてもここがスター・ウォーズ世界だと認識させてくれるのに一役買っています。ドロイドのK-2SOも味わい深い。C3-POに勝るとも劣らぬ演技で(性格は全然違うんですけどね)シリアスの中に上手くユーモアを交えてくれています。

「デス・スターの設計図を入手する話」である時点で、見る者には主人公たちの運命がもう分かってしまっている。そこが切ない。だから彼らから受け取った「希望」でルークがデス・スターを破壊してローグ・ワンの人たちの努力に報いたことを、ローグ・ワンの人たちの努力が報われたことを、今あらためて嬉しいと思うのです。

<ネタバレ>

ラスト数分が往年のスター・ウォーズファンには感涙ものです。ダース・ベイダー出てきます! この存在感とスター性、あらためてダース・ベイダーって凄い!と思う。そしてラストにはデス・スターの設計図を受け取るレイア姫がっ、4の若いレイアそのままでっ! これは別人が演じて顔だけCGで再現したそうです。ターキン総督も同じく。すごい時代になりましたね…。