スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス

1999年
時間 133分
監督 ジョージ・ルーカス

通商連合が惑星ナブーを封鎖し、クワイ=ガン・ジンと弟子のオビ=ワン・ケノービが共和国特使として派遣される。だが通商連合は話し合いを受け入れず、2人は攻撃をかわしナブーへ潜入することになる。オビ=ワンたちは拘束寸前だったアミダラ女王を救い出しナブーを離れるが、攻撃で船が故障し修理のため惑星タトゥイーンに寄ることになる。そこで奴隷として暮らしていたのが少年アナキンだった。クワイ=ガン・ジンはアナキンに強いフォースを感じジェダイに育てたいと思うが──。

ジェダイの帰還から16年──その間に私の環境も変わり、エピ1公開時には2児の母になっていました。私がスター・ウォーズ好きなおかげで子どもたちもテレビから録画したスター・ウォーズを見て育ち、いつしか私よりもスター・ウォーズに詳しくなっているほどでした。子どもたちの不満は大好きなスター・ウォーズを映画館で見たことがないこと。だからエピソード1の公開は私より子どもたちの方が大喜びでした。あのスター・ウォーズを映画館で見られるんだから! 1には複雑な政治背景も織り込まれてますが、子どもたちはポッドレースやダース・モールや自分たちと同じくらいの歳のアナキンの活躍に胸躍らせていたようです。私も内容とは別の感慨を味わっていました──まさか子どもと一緒に映画館でスター・ウォーズを見る日がくるなんて…! 世代を超えて引き継がれる映画って素晴らしい。

<スター・ウォーズ4~6を知らない人だけネタバレ>

さて、個人的な事情は置いといて内容について。4~6がルークの物語だとしたら、1~3はアナキンの物語。先に子の世代の話を描き、その後で親世代の話を振り返るという順序の逆が面白い。見る者には、アナキンが後のダース・ベイダーで、ルークの父親だということは既に分かっていることなので、そのアナキンからどうやってルークへと話がつながっていくのかということが大きな興味となります。だから1を見た当時は「まだ始まったばかりだし今の時点ではあれこれ言わず様子を見ていこう」という心境でした。ルーカスが前日譚を作ってくれるなら最後まで見届けよう、と。ちなみにさすがに今作からは「理力」は「フォース」になってます。共和騎士もジェダイになりましたね。

ところで、1~3はアナキンの物語であるだけでなく、同時に共和国の崩壊とダース・シディアスが皇帝になるまでを描いた話でもあります。そのため背景には政治的な話も出てくるので、4~6に比べるとやや複雑でシリアスな印象を受けます。副題のファントム・メナスは「見えざる脅威」という意味で、裏で暗躍するシスの暗黒卿を指してます。通商連合にナブー封鎖をけしかけたのはシスですが、その本当の目的は…? 今作ではシスが帝国を築く第一歩も描かれていますが、表立っては見えないので確かに「見えざる脅威」ですね。ジェダイ評議会に認められジェダイへの道を歩み出したアナキンと対をなす構造になってます。

3D版について

2012年3月に3D版が上映され、これも映画館で見てきました。元が2Dでもここまで出来るんだなーと感心した覚えがあります。ただ、時間の都合で吹き替え版になったのですが、冒頭の文字が流れるシーンが日本語になっていて大ショック。あそこは英語で流れてくれなければ…。洋画は字幕派なので吹き替え版があんな仕様だとは知らなかったのです。パンフレットだけは超豪華でした。次のエピ2の3Dこそは字幕版を見るぞ!と待ち構えていたのに、3Dは1だけで終わってしまったのでした…。

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