鉄人28号[実写映画版]
年 | 2005年 |
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時間 | 114分 |
監督 | 冨樫森 |
舞台は現代。ある日、巨大なロボット、ブラックオックスが出現して町を破壊し始めた。小学6年の金田正太郎は亡き父が研究していたロボット、鉄人28号でブラックオックスに立ち向かうことになる。
「鉄人28号 白昼の残月」を借りるつもりで間違えて借りてしまった映画。レンタル事故物件とでもいいましょうか…(汗。借りた以上は見ないともったいない…ということで見たのですが、以下はその鑑賞記。
これは、その、「本当の子ども向け」作品ですね(汗。それも大人の鑑賞にも堪える子ども向け作品、ではなくて、子どものみ対象、て感じの。鉄人のデザインが原作そのままでさすがに現代が舞台だと浮いてるとか、CGが玩具っぽいとか、そういう部分はいいんです。役者の演技も普通にちゃんと出来ていたと思う。子役の子なんか上手いんじゃないですかね。その辺り、実写デビルマンとは違って役者には不満はなかったです。
物語的には正太郎のキャラを少し変えて、「少年の成長物語」を目指したのかなと思いました。ちょうど平成ガメラみたいな感じの。ただ、台本がちょっと学芸会みたいな感じなんですよね。安っぽいというか。子どもも一緒に見ていたのですが、この手の特撮大好きな子どもが途中で観賞リタイアするという、普通ならあり得ない事態が起こってしまったのが(デビルマンですら最後まで見ていたのに!)、何よりもこの作品の出来をよく物語っているような…(^^;。
昔を懐かしむ往年の大人鉄人ファンを楽しますには物足りないかもです。小学生以下のお子様にどうぞ(けどその割にはエンディングで初代アニメの主題歌を流したり、横山光輝氏の漫画を挿入したりして、大人への受けを狙ってるようなところも見えるんですが)。個人的には薬師丸ひろ子を楽しめたのでその部分で良しとすることにしましたです。