ウエストワールド シーズン1 [第9話]

ウエストワールド (ファースト)コンプリート・セット(3枚組) BD

2016年
話数 全10話
制作総指揮 ブライアン・バーク、J・J・エイブラムス他

ウエストワールド シーズン1 第9話の覚え書きと感想です。以下全てネタバレですのでご注意。

主な登場人物
[ホスト]
ドロレス・アバナシー:農場の娘。ウィリアムと同行中。
テディ:ドロレスの恋人。黒服の男と同行。
メイヴ:娼館の女主人。
クレメンタイン:メイヴの娼館で働く娼婦。
ヘクター:無法者。
アーミスティス:ヘクターの仲間の無法者。全身に蛇の入れ墨がある。
アンジェラ:ワイアットの手下。
[ゲスト]
黒服の男:ウエストワールドに30年通っている。
ウィリアム:ウエストワールドに訪れた若い客。
ローガン:ウィリアムの友人でウエストワールド常連客。
[管理側]
ロバート・フォード:ウエストワールド創設者。
バーナード・ロウ:パークのプログラム責任者。
フェリックス:パークの技術者。メイヴと接触。
シルベスター:パークの技術者。メイヴと接触。
リー・サイズモア:パークのシナリオ担当者。
スタッブス:パークの保安担当。
シャーロット・ヘイル:デロス社の取締役

第9話「The Well-Tempered Clavier」

ウィリアムはローガンに捕まるがドロレスは隙を突いてローガンの手から逃れる。ドロレスの背中に「逃げろ、探しに行くから」と約束するウィリアム。回収されたメイヴはバーナードがホストであることを見破り、自分を町へ戻させる。あらためてフォードに問いただしたバーナードは消された記憶を辿り、衝撃の真実を知る。メイヴがヘクターを仲間にするのに成功する一方で逃げたドロレスの前には再び黒服の男が現れるのだった。

ウィリアムの純真な恋は燃え上がってもう止まりません。ドロレスは他のホストとは違う、彼女は本物だ、園の外に連れていきたいと願うウィリアム。ローガンがドロレスの腹を引き裂いて機械を見せつけてもウィリアムの心は変わらない。ドロレスを逃がした後、ローガンに改心したふりを見せて縄を解かせ、今度は逆に自分がローガンをひっ捕まえて、本気でドロレスを探す旅に出る。

ところで、ここでウィリアムの婚約者の写真が出てくるのですが、それが1話でアバナシーが見た写真なのですよね。初めて1話を見た時は女性の背景が都会だったから(西部時代じゃないから)、そこに反応したのかと思ったけど、ウィリアムの婚約者(=ローガンの妹)の方だったのだろうか。

黒服の男は女ホストの裏切りで危機に陥ったかに見えましたが、実はシャーロットが迎えに来ていた。黒服の男も役員会の投票権を持っているらしい。シャーロットはシナリオもホストももっと単純化させたいので、確実にフォードを追い出すために全員一致にしたいのですね。

メイヴはあわや回収されるも逆にバーナードを制して町に戻る。そう来たか…。管理権限まで手に入れてるから怖いものなしですねえ(^^;。予定より遅れてヘクターたちの所へ行き、説得に成功、次の手を打ちます。そう、もはや恒例の「死に技」ですねっ。そしてバーナード…。自分がホストだったことも記憶から消してもらっていたのに、メイヴのおかげでまた衝撃を味わうことに。

今度こそ怒ったぞーと、バーナードはフォードを脅して消された記憶を全部辿ろうとします。そしてエルシーを襲ったのも自分だったと知って驚愕。だがバーナードの驚愕はそれだけでは終わらなかった…。バーナードのモデルはアーノルドだった! フォードは死んだアーノルドをホストの形で復活させて再び相棒にしていたんですね。自分のモデルがアーノルドだと知ったバーナードはアーノルドの仕事を全うさせようと、知覚を持つ全ホストを解放しようとしますが、フォードに自殺させられてしまう。フォードが欲しかったのは自分に逆らわないアーノルドだったのか…?

ところでドロレスですが。彼女はアーノルドとは彼が死んで以来会ってないので、これまでに出て来た「ドロレスと会っているバーナード」は実はバーナードではなくてアーノルドだったということになりますね。あれはドロレスの記憶の中のアーノルドだったのか…。ではドロレスに与えていた意味深な指示も全てアーノルドが!? 教会のある町に来ていたドロレスは人の気配で振り向くが、ウィリアムかと思ったら黒服の男だった…。