ゴジラvsスペースゴジラ

1994年
時間 108分
監督 山下賢章

G対策センターでは2つの作戦が進行していた。メカゴジラの後継となるモゲラの開発とテレパシーでゴジラを操るTプロジェクトである。ベビーゴジラが棲む南太平洋のバース島でTプロジェクトが行われている時、宇宙からスペースゴジラが飛来。対ゴジラ用だったモゲラはスペースゴジラを迎え撃つことに。ゴジラも宇宙からの侵略者に立ち向かい、壮絶なバトルが繰り広げられる。

今作でモゲラが登場。下の子がモゲラ大好きでした。どことなく愛嬌がある造形で親しみやすい。武器もいっぱいあるし、合体変形!もやってくれるし、男の子心をくすぐる点でもメカゴジラに負けてない。ベビーゴジラも成長して登場。見た目のイメージは前作からそれほど変わっていませんが、体は大きくなってもう怪獣の域に入っている。ゴジラと並んだ時も親子みたいにバランスがとれるようになりました。なお解説本等ではリトルゴジラと表記されてますが、作中ではベビーゴジラと呼ばれてます。人間に育てられたせいか人懐っこい。

これまでほぼゴジラ探知要員だった三枝未希が今作でついにメインヒロインの座に。しかもサイキックセンターの主任に昇格してるし。髪型も短くなって、少女から大人の女性になっていく最中という感じ。サイコパワーも大きくなってるようで、Tプロジェクトの中心に。未希はゴジラへの理解を進めてますが、そうでない人たちもまだまだ多いようです。

今作のメインはもちろんゴジラ・スペースゴジラ・モゲラの三つ巴攻防戦ですが、他に映像でちょろっと出演してくれる方々もいて、怪獣キャスト側もけっこう賑やか。

モスラ

イメージシーンでのみ登場。「ゴジラvsモスラ」で宇宙へ旅立ったモスラのイメージです。

フェアリーモスラ

モスラの分身。スペースゴジラの襲来を告げるために未希の前に姿を現す。コスモス(昭和モスラの小美人に相当)を投影する。

バトラ

スペースゴジラ誕生説明シーンの映像でチラリと姿を見せる。

ビオランテ

スペースゴジラ誕生説明シーンの映像で姿を見せる。

ベビーゴジラ

前作のベビーゴジラが大きく成長したもの。作中でリトルゴジラと呼ばれるようになるのは次作「ゴジラvsデストロイア」から。

モゲラ

メカゴジラの後継機。大きなドリルを持ち、モグラのように地面に潜れる。他にもレーザー、メーサー、ミサイル等、武装も多数。宇宙にも対応しており、大気圏外でスペースゴジラと初戦を行う。上下で2つに別れ、分離・合体・変形を行う。

スペースゴジラ

ゴジラ細胞から生まれた宇宙怪獣。ゴジラに結晶が生えたような造形。空も飛べるし、口から吐くビームはゴジラの放射熱線より強い。攻撃もバリアーで封じるし、ほぼ無敵。

ゴジラ

バース島周辺でベビーゴジラの成長を見守っている。時々島に現れる。スペースゴジラ来襲を受けて、スペースゴジラと戦うことに。

<ネタバレ>

今作のゴジラは前作「ゴジラvsメカゴジラ」からの流れを引き継いで、ベビーゴジラの保護者的立ち位置に。ベビーゴジラの助けを呼ぶ声に応じて島に駆けつけ、スペースゴジラと戦う姿はもう親そのもの。ゴジラとベビゴジの間に信頼の絆が築かれている様子もうかがえます。大切な仲間であるベビゴジが結晶体に閉じ込められたらそりゃ怒るわ、リベンジを兼ねて打倒スペースゴジラ!に燃えるのも当然と言うもの。しかし相手は超強い。

今作では人間ドラマもけっこういいい味出してます。ゴジラ打倒に執念を燃やす結城はいいキャラ。バース島で単独でゴジラを狙っているが、ベビゴジに懐かれてしまい、そこは容認してしまう人の良さも持っている。モゲラ要員に復活後も命令無視でゴジラに向かったりするが、最後はゴジラと共闘してスペースゴジラを倒す熱い展開に。

未希にもドラマが。ゴジラ(仕事)以外にも目を向けるようになる。大人の階段を1つ登れたって感じでしょうか。超能力もパワーアップし、念力も使えるようになり、ベッドを浮かせたり、足を挟まれた結城を助けたりして大活躍。なお、Tプロジェクト失敗は大久保の策だという気がする。大久保は自分がゴジラを操りたかったからG対策センターには失敗と報告して、裏で企業マフィアと結託して技術と未希を盗んだのではないだろうか。

スペースゴジラは造形もかっこよく、子どもたちの人気も高かったです。強敵ゆえバトルも迫力増しになり、そこにゴジラとベビゴジの関係&人間たちのドラマが物語に厚みを与え、それが更にスペースゴジラの存在感を増してくれた気がします。

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