ナイト ミュージアム / エジプト王の秘密

2014年
時間 98分
監督 ショーン・レヴィ

「アクメンラーの石板」に異変が生じた。変色が進み、展示物たちも動きがおかしくなる。アクメンラーの父マレンカレ王が大英博物館にいることが分かり、石版を復活させるためラリーはアクメンラーたちと一緒にイギリスの大英博物館に行く。石版を持ち込んだことで大英博物館の展示物たちも動き出し、思うようにエジプト展示室へ辿り着けないラリーたちだが──。

ナイトミュージアムシリーズ3作目。今回はイギリスの大英博物館が舞台です。博物館巡りをさせてくれるこのシリーズはやっぱり面白い。石版が危機に陥り、アクメンラーにもその理由は分からない。石版の全てを知っているのはアクメンラーの父だけ…だったのが、そのマレンカレ王が大英博物館にいることが判明。冒頭で発掘シーンが映りますが、発掘品はアメリカとイギリスに分けて保管されていたのですね。ミイラのアクメンラーが美青年姿で復活出来たのも石版の力らしく、石版の力が弱まるとアクメンラーもミイラに戻りかけます。それは大変だっ、石版の力を取り戻さないと!

が、大英博物館の展示品たちはそんな事情は知らないから、動けることで大はしゃぎ、ラリーたちの邪魔をしたり障害になったりしちゃうのです。特にややこしかったのがランスロット。円卓の騎士の1人で、初登場時はかっこよかったのに、だんだん掻き回し役がヒートアップして、ああもう(^^;。今作のタイトルは「秘密」になってますが、秘密が問題なのではなくて、マレンカレ王に辿り着くまでの珍道中と石版の珍争奪戦がメインですね。まあコメディですから。

今作では成長した息子のニックもラリーと一緒に大英博物館へ。ルーズベルトやジェデダイアなどお馴染みのメンバーも活躍、楽しませてくれます。今回も大英博物館での参戦メンバーをメモっておきますね。

「自然史博物館」
ルーズベルト大統領:アクメンラーに協力して大英博物館へ。
サカジャウィア:アクメンラーに協力して大英博物館へ。
アッティラ:アクメンラーに協力して大英博物館へ。
ラー:新しく展示に加わったネアンデルタール人。ラリーがモデル(笑。
ジェデダイア:皆と一緒に大英博物館へ来るが、はぐれて危機に!?
オクタウィウス:皆と一緒に大英博物館へ来るが、はぐれて危機に!?
アクメンラー王:古代エジプト王。石版の持ち主。
デクスター:猿。色々あったけど、もはや悠久の友だよねえ…。

[大英博物館]
ランスロット:円卓の騎士の1人。ロウ人形。
マレンカレ王:アクメンラーの父。
シェップスハレット:アクメンラーの母。
トリケラトプス:骨格標本。
ソウリュウ:複数の頭を持つ巨大なヘビの像。
エッシャーの絵:ここでも絵に入った。

[トラファルガー広場]
ライオン:広場の像。石版の影響で動き出す。

<ネタバレ>
石版の力は月の光から得ていたことが判明。長年月の光を浴びていなかったため、力が衰えたらしい。じゃあ月の光にかざせば解決!だったのに、ランスロットが石版を自分が探している宝と勘違いして奪って逃走したため、コメディバトルも後半戦へ。ランスロットが石版を持って博物館を飛び出したため、トラファルガー広場のライオン像まで動き出す。いったん石版の力で動き出したら、石版から遠ざかっても夜が開けるまでは効果は持続するようですね。

ということで、ランスロットの困ったちゃんぶりが全ての今作でした(笑。大概の展示物はそうですけど、話を聞いてくれなくて話が通じなくて問題拡大するのがパターン。エッシャーの絵の中でラリーとルーズベルトの3人で追いかけっこするのも面白かった。私も入ってみたいわ…感覚が混乱しそうですけど。

本筋の脇で繰り広げられるミニコメディも楽しい。ラーがラリーそっくりなだけでなく大英博物館の女性警備員と恋に落ちちゃったりとか、側溝に落ちて迷子になったジェデダイアたちの大冒険とか、デクスターvsポンペイとか、どれも濃いです。

一応、今作では進学に迷うニックと進学させたいラリーとの父子関係もポイントだったと思いますが、1作目のように横軸とまでは行かなかった感じかな。それでもこの騒動を通じて、ラリーには子の成長を認める気持ちが、ニックにはもっと真剣に考え直す気持ちが、それぞれに芽生えたのはよかった。

ラストのルーズベルトたちの決心は泣ける。石版は1つしかないから全部の博物館で皆が動けるようになるのは難しいことだけど、そういう都合のいい機会が何回でも訪れてくれたらいいなと思う。できるよね、夢物語なんだから。