アイアンマン

2008年
時間 126分
監督 ジョン・ファヴロー

兵器商人のトニー・スタークはアフガニスタンでテロリストに襲われ捕虜となるが、手作りのアーマースーツで脱出。テロリストの武器が自社の兵器だったことから、トニーは兵器商人をやめて人の役に立つ物を作ることを決意。アイアンマンスーツを開発してテロリストから村を救うが、その裏にはスーツの情報を盗みトニーを葬ろうと企む者がいた。

旧記事のリライトとインフィニティ・ウォー後編へ向けての復習を兼ねて再視聴。初めて見た時の印象は「大人のヒーロー」でした。アイアンマンについては何も知らず、スーパーマンやスパイダーマンみたいなのを期待して見たため、意外にきっちり作られており思っていたより渋く感じたからかも知れません。世界観に無理がなく構成や展開にも破綻がなく、大人でも納得して見ていられる作品。しかし見せる所はしっかり見せて存分にアクションするのも忘れない。今思えば、この作りの姿勢がアベンジャーズシリーズの安定した面白さにつながっていったのかなと。

基本的にはアイアンマン誕生の物語で、トニー・スタークがいかにしてアイアンマンになったかを最初から丁寧に描いてます。兵器を売って儲けることに何の疑問も感じていなかったトニー。しかし自分を負傷させたのが自社の兵器だったこと、テロリストにまで自社の武器が流れている現実を目の当たりにして考えが変わります。この時トニーの命を救いアーマー作りに協力してくれたインセンがいい人過ぎて泣けるー。アイアンマンスーツ開発話も面白い。しかしその裏ではトニーの知らない企みが…? 何気ないエピソードの1つ1つに丁寧に伏線が組み込まれているので、クライマックスのアイアンマンvsアイアンモンガー(アイアンマンの設計図から作られた)のバトルアクションに向けて見逃しのないように!

人物関係の整理
トニー・スターク:スターク・インダストリーズCEO。アイアンマン。
ペッパー・ポッツ:トニーの秘書。
オバディア:トニーの父の代から経営協力してきたスターク・インダストリーズ重役。
ローズ(ローディ):空軍中佐でトニーの友人。
インセン:テロリストの捕虜になっていた学者。トニーの命の恩人。
コールソン:シールドのエージェント。
ニック・フューリー:シールド長官。
ハッピー・ホーガン:トニーの運転手。

<ネタバレ>
テロリストに襲われたのは実は偶然ではなかった──。兵器作りをやめたはずなのにテロリストに武器が流れ続けていることに気付いたトニーが秘書のペッパーに裏ファイルを探させたことで、トニー暗殺計画とその黒幕が発覚。トニーが自分の生命線のアーク・リアクターを奪われた時、窮地を救ったのがペッパーが大切に保存していた旧リアクターだったというのがいい。ペッパーの心がトニーの心に入ったとも解釈できて好きなエピソードです。アイアンモンガーはごつくて大きくて強かったけど、やっぱり真似は本家には勝てませんでしたねー。

アベンジャーズとの関連
アイアンマン誕生物語が進行する中、物語とは直接関係ない所でトニーに接触を図ろうとする男がいた。戦略何たらかんたら云々という長ったらしい名前の組織(略してシールド)のコールソンです。しかしトニーもペッパーもそれどころじゃないので、彼は物語に参戦できず周囲をうろつくばかりでしたが、ラストでやっとトニーとの面会に成功します。

エンドロール後で、シールド長官のニック・フューリーが登場し「アベンジャーズの話をしたい」と言って、幕。

エンドロール前後のことは全然記憶になかったのですが、当時はまだアベンジャーズなんて頭になかったから無意識にスルーしちゃってたんだろうなと推測。アイアンマンが面白かったので気に入って、この後アイアンマンに関係する映画を続けて見始めることになるのですが、当時はまさかこんなに壮大なアベンジャーズシリーズになるとは思ってもいなかったです…。